第4話 海が見たい

 海が見たいと言った彼女のために、先輩から車を借りて海までドライブ。

 でも彼女は終始つまらなさそうな顔。

 帰り道、家の近所の公園で一本の木が花を咲かせていた。

 細い枝に点々と咲く五枚の花びら。

「これが見たかったの」

 ご機嫌な彼女の顔。

 彼女は「梅が見たい」と言ったのか……。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る