風鈴と毛糸

@11245

第1話

チリーン……

真夜中に一つ、風鈴が鳴った。特に風が来ることなく何故かなるのは不思議なことだ。しかし、時たま風鈴だって何もなくなりたい時もあるのだろうと特に気にせず眠りにつこうとしたとき、またあの音がなった。しかし幾度待っていても涼しい風は吹いて来ない。不思議に思い起き上がると、今度は何度もなるのを確認した。いい加減風がないのにこんなになるのはおかしいと、その風鈴場所へ行くことにした。

すると風鈴は激しくなり続け、これはご近所迷惑だと駆け足で行くことにした。

現場に着くと、なにやら廊下の隅で動くものがいた。

まさかこんな夜中に誰が動くかと恐怖に思いながらも徐々に近づいて行く。

風鈴とともに近づけば、足元でカサカサと物音を立てていた。

思い切ってその正体を懐中電灯で照らしてみると、そこにさ毛糸玉にじゃれている猫が姿を現した。

毛糸玉を風鈴のヒモにくくりつけるといたずらをしたのはきっと子供だろいと明日怒ることに決めた。

しかし眠い。早く毛糸玉を猫から取り上げ早々に布団で眠ることにした。

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