第40話 5次職
シーカーがジョブレベル200。
これで5次職への転職が可能になったのだけど。
転職可能職業リストを眺め・・・
勇者
・全てにおいて優れた職業。
万能者
・全ての技能と魔法を操る。
忍王
・忍者じゃ。
武神
・全ての武器を使いこなせる。
「なあ、レンジャー系の職業が無いんじゃないのか?」
月花が答える。
「はい、考えるのが面倒にな・・・え・・・、あ、はい」
ん?
「レンジャー系、有りますよ。良く見て下さい」
あれ?
勇者
・全てにおいて優れた職業。
・レンジャー系列。
万能者
・全ての技能と魔法を操る。
・レンジャー系列。
忍王
・忍者じゃ。
・レンジャー系列。
武神
・全ての武器を使いこなせる。
・レンジャー系列。
いや、嘘じゃん。
どうみても、レンジャー系じゃないじゃん。
フェンリルマスター
・フェンリルと契約できる。
・レンジャー系列。
いや、それならないっていったじゃん。
「・・・これは・・・レンジャーは4次職が限界・・・か?」
「せっかくレンジャースキル保持したままで戦闘職になれるんだから、ご好意に甘えたら良いと思うのですが・・・」
月花が面倒そうに言う。
そうは言うがな。
フェアリーマスター
・フェアリーと契約した者。
・レンジャー系列。
いや、確かにそれっぽくはなったけど、それって今と変わらないんじゃないか?
トリックスター
・正攻法ではない戦法を多く身につける。
・レンジャー系列。
傾奇者
・正道を歩まない者。
・レンジャー系列。
それっぽいけど、何か違う。
赤レンジャー
・リーダー。
・レンジャー系列。
確かにレンジャーだけど、違うレンジャーな気がする。
「転職は保留かなあ・・・」
「・・・ご主人様・・・あの方も忙しいので・・・あまり我が儘は・・・」
誰だよ。
あの方って。
結局、寝て起きたら、強制的に転職させられていた。
--
シルビア 人間 11221 宝王 1
フェル 魔族 24323 冥王 61
リミア 天使 22114 秘巫女 53
ミスト 鬼 23116 剣神王 57
フィロ エルフ 23221 万能者 58
アイリス 半精霊 23634 守護神王 59
イデア 影人 21933 忍王 53
何だか、鳥さんみたい。
「おめでとう、クラスチェンジ」
フィロが嬉しそうに言う。
「ああ、したと言うか、させられたと言うか」
実際、少し前から転職可能レベルにはなっていたのだ。
「シルビアもクラスチェンジしたし・・・私も早く6次職にならないと」
フェル。
何でだよ。
「5次職が最後ですよ」
月花のツッコミ。
そうなのか。
「えー、もっともっと強くなりたいよ」
ミスト。
「強くはなれますよ。5次職はジョブレベルに上限が有りません・・・想定以上に早くレベル上げられて、名前やスキル考える立場にもなれ、だそうです」
何故に伝聞系。
「あ、ご主人様」
月花がちょいちょい、と肩を叩く。
「ん、何だ?」
「はい。ジョーカーや道化師、とかどうか、って聞かれてます」
「誰から?!そして何が?!」
「禁則事項に抵触した為、情報の提供に失敗しました」
・・・何故。
######################
ジョーカー、または道化師にクラスシフト可能です。
クラスシフトしますか?
######################
クラスシフト?!
何そのシステム。
宝王はそんなシステムが有るのか。
面白い。
このまま、宝王で行こう。
宝王、どんなスキル覚えるか楽しみだなあ。
まだスキルツリーが真っ白なんだよなあ。
「よし、行こう」
ミストが剣を掲げる先・・・
「上層は駄目だと言っただろう」
レベル6万だぞ。
「・・・でも、実際、もう2週間くらい此処でレベル上げしてるから、さ。そろそろ飽きたのは、確か」
フィロが言う。
「此処に閉じ込められる原因作った奴が何を」
レベル上げの場所があっただけでも喜ぼうぜ。
「仕方が無いわ。みんな、安全が優先よ。此処で頑張りましょう」
フェルが言う。
「有難う、フェル。やっぱりフェルは分かってくれるんだな。本当に頼りになるよ」
「・・・当然じゃない。私はシルビアのパートナーだからね。色々、と」
そう言うと、キビキビみんなを階段から遠ざけてくれた。
やはり、フェリオ以降、慎重になってくれている。
更に2週間。
途中から乱獲になっていたが、何とかエリアボスに挑戦できるくらいのレベルになった。
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2018/09/14:
アクア→ミスト
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