君と一緒に

あかねってぃー

告白

「朱里ちゃんのこと好き」

それは突然だった。

いつも公園で私ばっかり恋愛相談してる。だからたまには私も恋愛相談してあげようって思っだけ。

まさか突然告白されるなんて思ってもいなかった。

なおちゃんは、私にとってはいつもの公園で恋愛相談やアニメの話をする同じクラスの幼馴染みとしか思っていなかった。

だから、

「えっどっきりでしたーとかそう言うあれ?」

「違う…本気」

「嘘でしょ…だってなおちゃんはさ……じゃん」

「だから?」

「え?でも…」

「驚いた?」

「うん…でもごめん、毎日相談してた通り私は勇斗のことが好きだから」

「分かってる。でも諦めないから」

そういってなおちゃんは走り去ってしまった。

残された私は、なんでなおちゃんの気持ちに今まで気付かなかったのか、今まで私の恋愛相談するの本当は辛かったんじゃないか。その事だけで頭がいっぱいだった。


次の日から、なおちゃんは何事もなかったように話しかけてくれた。

でも私はどこかぎこちなかっただろう。そしてこの日から私は恋愛相談するのをやめて、二人とも恋愛の話は避けるようになった。


ある日、直接喋れなくなった。

挨拶もしなくなった。

原因は、なおちゃんのともだちと三人でいたときのなおちゃんの友達のある一言だった。

「なおちゃんと朱里ちゃんっさ仲いいじゃん付き合っちゃえば?」

「「えっ」」

「冗談だよ」

「そうだね。僕も朱里と付き合いたいなー笑笑

でも朱里は他に好きな人いるから…ねぇ、朱里?」

「えっ?あっ…うん、」

「へーそうなんだ、なおちゃんドンマイ!」

「だなぁ…」

このときのなおちゃんは笑顔だったけど、

一瞬見せた悲しそうな顔は私を複雑な気持ちにさせた。

でもなぜかメールは今まで通りのなおちゃんだった。多分、メールだったら面と向かって話してないからか今まで通りに話すことが出来たんだと今は思う。

その後、なおちゃんは学校に来なくなった。

理由は、なおちゃんのお母さんに聞いても担任に聞いても教えてはくれなかった。

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