#016(設定資料)

 ~設定資料~


6→7:次世代規格のVRに対応させるためのアップデートで、ユーザーのデータはすべてリセットされることになった。ゲーム自体には特に変化はなかったので批判の声も上がったが、もともとメーカーが仕様を無暗に変更しない事を売りにしていたことと、ほかのゲームも軒並みリセットを余儀なくされていたため、批判の矛先は互換性の無い次世代VR機自体に向いていた。


OVG:L&Cを開発しているゲームメーカー。上場などはしておらず、作っているゲームもL&Cのみ。会社自体の宣伝も一切しておらず謎の多い会社。


Lawルート:通称L√。ゲーム内でNPCがルートについてふれることはなく、特殊イベントや条件分岐の例外を除いて、すべてのクエストはL√に分類されている。


Chaosルート:通称C√。クエストの恩恵に頼らず自由な攻略を目指す特殊ルート。基本的には殺人などの重犯罪を犯すことでルートが確定するが、殺人やPKが必須というわけではない。魔物やボスなどに転生することも可能。


Neutralルート:通称N√。LとC、どちらのルートも進めないプレイスタイルの総称で、おもにロールプレイや製造販売に専念する者がこれにあたる。C√との違いは、各自が必要なところまでL√をすすめる点にある。


ワンアカウント・ワンアバター:L&Cは1人1アカウント1キャラまでしか使用できない。かわりにスキルの取得制限がなかったり、転生で容姿や名前を変更できる。


オープンアクション方式:物理演算を利用した自由度の高い戦闘が可能だが、足技や掴み技などは対応したスキルを習得している必要がある。


局部破壊:ダメージ計算はHP制を採用しているが、特定部位に一定以上のダメージが入ると、その部位が破壊状態になり、対応した能力が低下して、最大HPも減少する。


ステータス:種族ごとに変化するが、初期種族の人族は心・技・体の3つで構成されており、レベルが1つ上がるごとに、ステータスポイントを1つ獲得して、好きなステータスを伸ばすことができる。


スキル:レベルアップで覚えるスキルや特定行動を一定回数こなすことで覚えるスキルなど種類は様々で、スキルの獲得制限はない。


ショートカット:スキルやアイテムを即座に使うためのスペース。登録したジョブでショートカットを拡張できる。


称号:特定条件をクリアすることで称号をえる。称号には追加効果や上位職の条件となっているものもある。称号の追加効果はスキルとは別で全て適応される。


ジョブ:特定組織に所属するか、条件を満たして認定されることで冒険者以外の職種を名のる権利をえる。使用するには専用のスロットにセットする必要がある。


ジョブ経験値:魔物を倒した場合にえる経験値とは別に、戦闘やアイテムの使用などでジョブ経験値をえる。ジョブを獲得したり育成するのに必要になる。


基本ジョブ:基本のジョブは5種類で、戦士・猟師・魔法使い・僧侶・商人にわかれる。そこから上位職や特殊職に分岐していく。


転生システム:レベルカンストなどの一定条件をみたした状態でアバターをリセットすると、スタート時に選択できる種族や能力値が変化する。選べれる種族は、亜人や魔物にくわえて、もとの種族の上位種も選択可能。


戦士:前衛型の基本職。戦闘向きのスキルを多く覚える。


猟師:索敵やアイテムを使うことに長けた職業。装備やアイテムを駆使すれば広いポジションをカバーできる。


魔法使い:後衛型の基本職。魔法攻撃に特化しているため単独での生存能力は低い。


僧侶:支援型の後衛職。攻撃能力が1番低いので仲間との連携が必要。C√を選択していると上位職にはなれない。


商人:アイテムの製造販売に長けた職業。アイテムの運搬やメンテナンスも可能。イベントスキルは多いがL√をすすめる恩恵がほとんどない。


Pvシステム:ギルド内などの特殊エリアを除いてほとんどのエリアでPCを攻撃することが可能だが、それには相応のリスクがともなう。


指名手配:犯罪行為をおこなったPCを目撃したキャラクターが目撃判定を保持した状態で、対応したNPCに話しかけることで、対象を指名手配できる。指名手配されると、対応した組織のサービスが全て利用できなくなり、NPC兵士に目撃されると攻撃を受ける。これにより街の利用が困難になり、アバターが育ちきっていない状況で指名手配されると、デリートを余儀なくされる。


個人ギルド:プレイヤーが設立できるコミュニケーション用の組織。GvGなどはないが、専用拠点・ギルドホームを利用したり、専用エリアへの挑戦権などの特典がある。


傭兵システム:一定条件をみたすことで、非ログイン時にレベリングや露店の管理をしてくれる機能。


ランキング:ゲームの進行度が一定以上に達すると発生する特殊イベント。L√とC√にわかれており、1位を獲得すると勇者や魔王になる権利をえる。


ランカー:システム的にはランキング100位以内に入ったプレイヤーをさす言葉だが、ユーザー間では安定して上位をキープしているプレイヤーをさす。


美徳の勇者・大罪の魔王:ランキング1位になり対応したイベントやボスを討伐したものがなれる特殊アバター。ランキングからは除外される。




地名

・王都アルバ:ゲームの初期スタート地点にして人族の首都。


・ミルミロ砦:アルバの北東にある古い軍事拠点。


・アルバの林2~3:ウルフが出現するフィールド。


・アルバの森1~3:ゴブリンが出現するフィールド。


・中立都市クルシュナ:亜人や犯罪者も受け入れている寛容な都市。しかし犯罪を容認しているわけではない。


・秘境の街エルサーラム:多彩な獣人種族を纏めている街。周辺にいくつかの集落や遺跡がある。


・朽ちた遺跡:エルサーラムの近くにある遺跡。

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