ルール説明(前提条件)

 以下に箇条書きにて示す。

 なお、本編でも断片的に記す。


・互いに役を比べ合い、強弱でチップ代わりのチェスの駒(後述)を奪い合う。先に駒の無くなった側を負けとする。


・勝負は「ワイルドポーカー」で行う。

 これは通常のトランプ52枚に、ワイルドカード(ジョーカー)を加えたポーカーである。なお、ジョーカーは2枚加えるため、山札は54枚となる。


・数字は、2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, J, Q, K, Aと続く。

 そのため、A, 2, 3, 4, 5による「ストレート(後述)」は認められない。


・駒には、


  キング×2

 クイーン×2

  ルーク×4

ビショップ×4

  ナイト×4

  ポーン×16


 がある。

 しかし、賭ける駒の価値の差は無い(例えば、キング1個もポーン1個も、この勝負においては等価値である)。

 つまり駒の総数は、32となる。

 これを(白・黒の)色ごとに16ずつ分かち合い、勝負を始める。

 なお、一度賭けた駒は(敗者の側のみ)没収される。


・一回ごとに、駒を一つ賭ける。

 なお、レイズ(賭けるものの数を増やすこと)は認めるが、賭けられる駒の上限は“2つ”であるため、実質一回となっている。


・手札の交換枚数は0~5枚の範囲で自由だが、交換可能回数は1回のみである。

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