5-6.銃器設定(5)

 こちらでは、前回に引き続いて銃器をご紹介。今回も重火器が中心です。


 ◇


【散弾銃、暴徒鎮圧銃(riot gun、ライアット・ガン)】

・名称:SG92(Shot Gun)〝スタンプ(stamp、足踏み)〟

・メーカ:バッカス・エンタープライズ(Backus Enterprise)

・使用者:惑星連邦軍、地方警察、アブドゥッラー・ラーギブ・イズディハール

・使用弾:12ゲージ(18.1mm)

・装弾数:6

・プロフィール:ポンプ・アクション式の散弾銃。暴徒鎮圧用にも多用される(この場合、主に軟体弾を装填)。また単体弾(スラグ弾、軟体衝撃弾)を使用して気絶を狙う用法もある。



・名称:RSG99(Recoilless Shot Gun)〝バイソン(Bison、バッファローの略)〟

・メーカ:バッカス・エンタープライズ(Backus Enterprise)

・使用者:惑星連邦軍

・使用弾:12ゲージ(18.1mm)

・装弾数:6

・プロフィール:ポンプ・アクション式の散弾銃。

 暴徒鎮圧用にも多用される(この場合、主に軟体弾を装填)。

 ストック状噴射管の後尾からガスを大量に吹き出して反動を殺す。ストックは使用者の脇の下を通って背後へガスを導く形。

 これを使いづらいと判断する使用者もおり、腰だめで構えて使われることが多い。

 無反動仕様のため宇宙で使用される場合が多い。その際は宇宙船の内部機器を損傷させないよう、軟体弾での運用が原則。




【対人地雷】

・名称:EXM322〝マンドラゴラ(Mandragora)〟

・メーカ:グレン重工業(Glenn Heavy Industry)

・プロフィール:散弾を扇形にばらまく。スイッチ起動、ワイア起動を選択可。




【自動擲弾銃】

・名称:GR39〝メテオ(Meteo)〟

・メーカ:EHA(Eurasian Heavy_indastory Association)

・使用弾:40mmX53 擲弾(ライフル・オプション用榴弾とは別物)

・装弾数:200

・プロフィール:榴弾や軟体衝撃弾を雨あられと撃ち出す凶悪な〝銃〟――というよりほぼ〝砲〟。序章のカー・チェイスでは犯人が単発で使用。




【オプション擲弾銃】


・名称:SG15

・メーカ:グレン重工業(Glenn Heavy Industry)

・使用弾:12ゲージ

・装弾数:6

・プロフィール:アサルト・ライフル(グレンAR113など)のオプション装備。

 主にドアの鍵を撃ちぬく〝マスタ・キィ〟として用いられる。

 オプション・レールを装備しており、これでグリップを追加すれば単体使用可能。



【榴弾】:SG15などで使われる炸裂弾(12ゲージ)。

 ・GR13EX(Granade EXplosion)榴弾:擲弾銃から発射。40mm口径。

 ・GR13R(Recon):センサ弾。〝子〟となるアクティヴ・センサ8個を空中でばら撒き、

 〝子〟センサともども落下傘降下しながらセンサの情報をまとめて発信する。

 ・ST9(Stun):軟体衝撃(スタン)弾。




【迫撃砲】

・名称:M102(Mortar)〝レーゲン(Regen、ドイツ語:雨)〟

・メーカ:シュレイダー・ウェポンズ(Schrader Weapons)

・使用弾:80mm榴弾

・プロフィール:一般的な歩兵支援火器。滑腔砲方式。


 【迫撃砲弾】

 ・M218EX:榴弾

 ・M219SM:発煙弾

 ・M215IL:照明弾




【対戦車ミサイル】

・名称:SSM121〝スピアヘッド(Spearhead)〟

・メーカ:ブルズアイ・アームズ(Bullseye Arms)

・プロフィール:歩兵用対戦車ミサイル。

 上面装甲を狙うトップ・アタック・モード(高度150mまで上昇)と、

 ダイレクト・アタック・モードの切り替え式。

 タンデム成型炸薬で、反応装甲と複合装甲対策とする。重量は約25kgと重い。




【対装甲ロケット・ランチャ(携行ロケット砲)】

・名称:RL29(Rocket Louncher)〝マッチ(Match)〟

・メーカ:グレン重工業(Glenn Heavy Industry)

・プロフィール:携帯用対装甲ロケット砲。使い捨て。

 とは言えその携行性は歩兵に安心感を持って迎えられえている。

 とにかく軽く、数を持ち歩いても苦にならないのが最大の強み。

 状況によっては、歩兵が腰に鈴なりに提げている場合もある。



【無反動砲】

・名称:RR17(Recoilless Rifle)〝タスラム(Tathlum、アイルランド伝承)〟

・メーカ:バッカス・エンタープライズ(Backus Enterprise)

・プロフィール:無反動滑腔砲の標準的存在。

 発射時には反動を打ち消すため、大量のガスを後方に吹き出す。

 このため見付かりやすく、隠密行動には向かない。

 弾体の姿勢を安定させるためのライフリングを銃身内部に切っていない滑腔砲であるため、

  弾頭を臨機応変に選べるのがウリ。

  徹甲弾頭から榴弾まで、口径さえ合えば応用はアイディア次第。




【対空ミサイル】

・名称:SAM42(Surface to Air Missile)〝ストーカ(stalker、忍び寄るもの)〟

・メーカ:シルフィード・エアロスペース(Sylpheed Aerospace)

・プロフィール:〝気が付いたら撃ち落とされている〟〝いつどこに居るかわからない〟軽量対空ミサイル。

 歩兵用。威力は絶大だが問題は30kgにも及ぶその重量で、持ち歩けなくはないが足が鈍る。




 ◇


 さても重装備になってまいりました。

 いかなる局面が登場しますかは、第5章を未読の皆様にはお楽しみにしていただきましょう。


 本作品に関わってくださった全ての方へ、感謝を込めて。


 それでは引き続き、よろしくお願いいたします。

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