4-4.〝惑星連邦〟の省庁について

 こちらでは、作品世界を統治する〝惑星連邦〟の構成についてご紹介します。


 ◇


【概要】

 〝惑星連邦(Federal Planets)〟は三権分立の原則に従い、権力を以下の機関に付与しています。


・立法院:立法権を担当。

・行政府:行政権を担当。

・司法委員会:司法権を担当。


 以下、その詳細です。



【立法院】

○上院:〝国の代表〟から構成される議会。地球は1カ国単位、植民惑星は惑星単位で議席数を割り振るため、地球の発言権が非常に強い。

○下院:先行議決権を有する議会。地球の人口密度が高いこともあり、やはり地球の発言権が偏重して強い。




【行政府】

○連邦行政総長(首相に相当):行政のトップ。通称〝行政総長〟。直接選挙で選出され、独立した権限を有する。

  ・監査局(中央情報局、内閣調査室に相当):連邦参加国の軍事力監査を出発点とし、情報収集・評価を担当。行政総長直属。

  ・シークレット・サーヴィス:行政総長(および周辺要人)の警護を担当。


○行政府(大統領府、内閣府に相当):行政総長直属の機関。

 ・行政副総長

 ・行政総長首席補佐官


○内務省(総務省に相当):内政担当。警察組織、入出国管理を管轄する。治安維持を理由に、その序列は高い。

 ・内務長官

  ・連邦警察(FP:Federal Police)

  ・地方警察(LP:Local Police)

  ・麻薬取締局(DEA:Drug Enforcement Administration)

  ・自治体警察(City Pollice):植民惑星においては自治体が管轄する警察機構が設置されている。人工急増を理由に、その警察力は独自に増強されている。

  ・入出星管理局

  ・領事館:外務省が存在しないため、星間、国家間の活動拠点である領事館は内務省の管轄になる。


○財務省

 ・財務長官


○開発省(エネルギィ省、住宅都市開発省に相当):資源確保の最前線。資源確保に血道を上げる〝惑星連邦〟においては、財務省に次ぐ序列。


○農務省:食料確保の最前線。〝惑星連邦〟における序列は高い。


○商務省(通商産業省に相当):星系間通商を統括する。資源の融通を図るため、序列は開発と一次産業に次いで高い。


○運輸省:輸送機関の質の向上を担う。

 ・運輸長官

  ・航宙局

  ・陸運局

  ・海運局

  ・航空局


○厚生省(労働省、保健福祉省に相当)


○教育省(文部省に相当)


○安全保障省(国防総称省、国土安全保障省に相当):連邦軍を統括する。文民統制の建前上、序列は最下位。

 ・安全保障長官

 ・安全保障事務次官

  ○連邦軍(陸軍、海軍、空軍、沿岸警備隊、宇宙軍、空間警備隊)

   ・陸軍長官

   ・宇宙軍長官

   ・海軍長官

   ・空軍長官

   ・空間警備隊長官

   ・沿岸警備隊長官




【司法委員会】

○司法委員会(国家公安委員会に相当)

  ・連邦裁判所


 ◇


 以上のように、〝惑星連邦〟では連邦行政総長と直属機関その直属機関、そして資源開発、産業、通商に重きが置かれています。


 本作品に関わってくださった全ての方へ、感謝を込めて。


 それでは引き続き、よろしくお願いいたします。

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