2-3.銃器設定(2)
こちらでは、『第2章 亡霊』までに登場した銃器についての設定をご紹介します。
まずは拳銃。
拳銃だけでもこの数になりました。マニアック。
【火薬式拳銃】
○名称:P200〝セイバー(Saber)〟
・メーカ:シュレイダー・ウェポンズ(Schrader Weapons)
・使用者:ロジャー・エドワーズ
・使用弾:9mm×19mm(9mmパラベラム)
・装弾数:15+1
・プロフィール:命中精度重視の大型拳銃。高価。スライド全長に渡るレールと、その「硬さ」が精度を伺わせる。全金属製。ピカティニィ・レールをフレーム下部(トリガ・ガード前方)に装備し、ロジャーはレーザ・サイトを装備している。
・価格:約3000ヘイズ(1ヘイズは日本円で約100円、ちょうどフル・サイズの板チョコに近い価値)
○名称:P108〝センティ・ハンマ(Centi Hammer)〟
・メーカ:バッカス・エンタープライズ
・使用者:エミリィ・マクファーソン
・使用弾:10mm×22mm
・装弾数:12+1
・プロフィール:打撃力と装弾数の落とし所を求めた普及モデル。愛称の由来は〝直径1cmの金槌〟の意。
エミリィは弾丸から足がつくことを嫌って、あえて普及モデルを選ぶ。
○名称:P320〝ショート・ハンマ(Short Hammer)〟
・メーカ:ブルズアイ・アームズ(Bullseye Arms)
・使用者:ジャック・マーフィ(バックアップ)
・使用弾:10mm×22mm(.40S&W、10mmショート)
・装弾数:6(リヴォルヴァ(いわゆる『リバルバー』『回転胴式』))
・プロフィール:ジャックのバック・アップ銃
ジャックは抜き撃ち用で、足首のホルスタにリヴォルヴァを提げている。
○名称:P32〝ハンディ・ナイト(Handy Knight)〟
・メーカ:バッカス・エンタープライズ(Backus Enterprise:ギリシア神話の酒神Bacchusとは無関係)
・使用弾:.380ACP(9mmショート、9×17mm)
・装弾数:7+1
・使用者:マリィ・ホワイト、アンナ・ローランド
・価格:約900ヘイズ
・プロフィール:護身用拳銃のスタンダード。ポリマ・フレーム採用で軽く(約450g)、扱いやすい。
9mmパラベラムより小型の9mmショート弾を使用
マリィは過去の苦い経験から、物語開始以前より護身に気を使っている(合気道とか)
→今回の〝テセウス〟行きでは、護身銃の必要性を強く感じている。銃を持つとしたら「枯れた」(実績のある)モデルが良いだろう、とは考える
「撃って逃げる」ことを重視し、装弾数は求めない
護身用なので携帯性を考慮、ポリマ・フレームで軽め
・名称:P45〝コマンドー(Commando、奇襲部隊)〟
・メーカ:バッカス・エンタープライズ(Backus Enterprise:ギリシア神話の酒神Bacchusとは無関係)
・使用者:ハドソン少佐、オオシマ中尉、他連邦軍人一般、傷痕の男
・使用弾:9mm×19mm(9mmパラベラム)
・装弾数:15+1
・プロフィール:連邦陸軍の制式拳銃。位置づけはあくまで副兵装。
特殊部隊のニーズにも対応するため、フレーム下部にオプション・レール装備。
ポリマ・フレームで比較的軽いが、射程内の精度は上々。
○名称:P86〝オフィサ(Officer)〟
・メーカ:グレン重工業(Glenn Heavy Indastory)
・使用者:辺境警官一般
・使用弾:10mm×22mm(.40S&W、10mmショート)
・装弾数:12+1
・プロフィール:惑星〝テセウス〟では、〝リュウ〟大陸の警察用制式拳銃。
とにかく確実(一般拳銃としては)、麻薬使用者でも打ち倒す打撃力がウリ。
殺すことではなく、殴り倒すように抵抗力を奪うことを主眼においたモデル。
抜き撃ち重視のため角の取れたフォルムが特徴的。
○名称:P552〝ハニィビィ(Honnybee)〟
・メーカ:EHA(Eurasian Heavy_indastory Association:ユーラシア重工業協会、つまり企業合同開発)
・使用弾:.25ACP(6.4mm)
・装弾数:6+1
・使用者:序章、女の〝人質〟
・プロフィール:小型・軽量・軽反動の護身用拳銃。
◇
ライフルや突撃銃などは次回以降のご紹介といたしましょう。
当作品世界では、対人用火器としては火薬式銃が主流です。
理由は単純、作動が確実だからですね。
レーザ銃は直進性が武器ですが、逆を言えば精度をどこまでも求められることになります。また、電子回路を要することもあって、極めてデリケートです。
なので衝撃や埃は禁物、殴り合いなどもっての外。劇中のガンスミスが「あんたクリーン・ルームでも持ち歩く気かい?」ってくらいにデリケートです。加工精度が要りますから値段も高価、警察の狙撃銃でもなければ使いどころがない、というのが実情ですね。
レール・ガンも同様、ビーム銃(荷電粒子銃)に至っては何をか言わんや。この辺の考察は機を改めてやってみたいところですね。
本作品に関わってくださった全ての方へ、感謝を込めて。
それでは引き続き、よろしくお願いいたします。
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