2-2.銃器設定(1)
こちらでは、銃器についての設定をご紹介して参ります。
まずは主人公ジャック・マーフィの愛用するケルベロスからご紹介。
【火薬式拳銃】
○名称:MP680〝ケルベロス(Cerberus、ギリシア神話の〝冥界の番犬〟、英語読みは「サーベラス」)〟
・メーカ:ブルズアイ・アームズ(Bullseye Arms)
・使用者:ジャック・マーフィ
・使用弾:10mm×22mm(.40S&W、10mmショート)
・装弾数:13+1(オプション弾倉:21)
・プロフィール:連邦軍制式に「コネの差でなり損ねた」と言われる10ミリ大型拳銃。
打撃力と確実動作、グリップの握りやすさと装弾数(13+1)の両立が売り。
精度と貫通力はそこそこだが、実効制圧力は実用上充分。
「実戦派」シュータ需要があるため、部品調達とメンテには不自由なし。
・価格:約2000ヘイズ(1ヘイズは現代の日本円にして約100円程度に相当)
・特記事項:3点バースト射撃可(軍用ヴァージョン(MP:Machine Pistol)のみ)。一般流通モデルの型番はP680。
オプションで銃床(ストック)やフォア・グリップ(固定式、折り畳み式とも両方あり)があり、これで銃身のブレを抑える。
短機関銃の代用に使用することがある。フレームは金属製、重量約1100g。
愛称〝ケルベロス(三頭犬)〟は、この3点バースト射撃に由来する。
またオプション・レールをフレーム下部に持ち、フォア・グリップ(兼、レーザ・サイトまたはフラッシュ・ライト)を装備可能。
但しジャックは敵から視認されやすい(衝撃で故障することもある)これら光学アクセサリィを装備したがらない。
また、抜き撃ち重視なのでフォア・グリップも普段は装着しない。
3点バースト機構は軍用ヴァージョンのみの装備だが、民間への流出は数多い(民兵組織、警察機構に販売されることから)
ジャックは〝銃で殴る〟事態を想定して、樹脂製フレーム銃、レーザ銃(フレームが歪むと光軸がずれる、基盤が壊れるなど)は持ちたがらない。
ジャックは〝敵に気付かれにくい〟〝殴り合いに使える〟ことを重視し、レーザ・サイトやフラッシュ・ライトは銃に装着しない。
[追記]
連邦は装備において「不正規勢力(ゲリラなど)に対する優位性を確保するため」として、主要装備の弾頭を更新中。拳銃の場合は10mm→9mmで、貫通性向上、反動低下を狙っている(現場では打撃力低下のため概ね不評)。しかし実際は、「地球企業製品を優先的に制式採用する口実」の意味合いが強く、辺境惑星からの反発を招いている。結果、民兵組織、企業傭兵向けや地方警察では10mm弾の採用が相次いでいる。
◇
主人公の得物だけに、情報量が多くなると申しますか、趣味に走っておりますね。
ケルベロス以外の銃器については、次回以降に順次ご紹介させていただきます。
本作品に関わってくださった全ての方へ、感謝を込めて。
それでは引き続き、よろしくお願いいたします。
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