キミと。

@cherurun

出会いの記憶

「ああ、今日もか。」

なんて思いながら重い体を起こす。

つい先日梅雨入りしたばかりで少し薄暗い午前七時。

母親に「起きたの?」と1階から叫ばれて、適当に返事をする。軽く荷物をまとめてから着替える。何気ない一日の始まりだ。

今年で17歳になった俺は、梅雨の時期のバス通学にも慣れ友達とも馬鹿をしたりしていた。

今日はいつもより早くバスに乗ることが出来た。いつも通りだと思っていた。でも、そんなことはなかった。

恐らく時間が違うからだろう。同じ学校の制服を着た女の子がいた。

ショートヘアで高身長の彼女。

これが、俺と彼女の出会いだった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

キミと。 @cherurun

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ