第31話 帰宅

12月29日車中泊。

早めに就寝したが夜明け前に目が覚めた。寒いのだ。

やむなし

アイドリングストップを破りエンジンをかけてもう一度寝た。


起床、快晴

朝の日差しとしんとした冷たさ。冬の朝の気持ちよさがあった。

無いのは用事だ。

30日も仕事になったと言ってしまっているので帰れないし、行くところはないし。

岡山と倉敷を1日中車で走り回った。

行った先でも大した用事が無いのでまたすぐ車に戻る。結局かなりの時間運転した。

直線距離にしたら山口に行けたかもしれない。

そして夕方になり嫁からLINEが入った。『すき焼きをするけど何時に帰る?』

こちらが朝帰りを気にしているとはつゆほども気づいていないようだ。

何度かやりとりをするうちに相手が怒っていることに気づいたらしい。サッカーのママとカラオケに行っていた、とLINEのやりとりのスクリーンショットを送ってくる。

たぶん何も無いのは分かっている。分かってはいるのだがやはり引っ掛かるのだ。

どんな顔をして会えばいいか分からない、とLINEを送ると『私がいるから帰ってこれないなら出ていくけど』と返ってきた…。

出ていくけどって。

…。

こちらは依存している身、はなから勝ち目はなかったのだ。大人しく帰って仲直りしすき焼きをいただきました。

それから元旦から4日までに3/4でした。

(夜の方が)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る