武鏡
相生隆也
導入
今夜、国王の宣言により議会が開かれこの国は議会制民主主義国家に変わる。誰もがこの変革に期待を込め、王宮に赴き、前夜祭に参加していた。…が。
「皆さま!国王王妃両陛下の準備に時間がかかっております!今しばらくお待ちください!」
唐突の衛兵の声に、戸惑った者たちもそれならと会話を続けようとした。…しかし。
「歓談を続けるのもよいが、聞くところまだ時間がある。」
ハイエルフの長老、一つ前の王国の建国以前より生きていたとされる賢者が前に躍り出た。魔族の長老を連れて。
「俺は関係ないだろ!爺い!」
「黙らんか!…儂らが昔の語りをしてやる!」
一同を見渡しハイエルフの長老は、
「最初は、儂の番じゃ!」
「交互にやんのかよ!」
「ええい!昔、昔の…。」
そうして、長い夜が始まった。
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