暗器屋さんとラジオ番組
「「「「ありがとうございましたー」」」」
今日も気の抜けた声が山に囲まれた田舎に響き渡る店、『中根商店』。外見は昔ながらの駄菓子屋さんなのだが内装は宇宙船であり、取り扱っている品は復讐したい人用の暗器、兵器だ。そんな物騒な店から冴えないサラリーマン風の今日最後の客が出た。
「ふー、お疲れさまー今日はもう終わろうか。」
そう言い出したのはこの店の最高責任者である店主だ。ちなみに本名は…(以下略)
「はい、お疲れさまでーす」
「おつ」
「帰れますねー」
店主の終了宣言にたいして傘喰達は帰る準備を始めた。しかし、次の店主の一言で三人を氷つかせることとなった。
「終わるということで!『中根商店ラジオ局』開局でーす。ぱちぱちー」
「「「…は?」」」
「そのままの意味だよ」
~調子に乗った曲~
店主『どうもー今日も一日やっていこう と思いまーす。オールライトーニッポンーこの番組は株式会社ぽんぽんの協賛でお送りしていまーす』
佐々木・シオン『いぇーい!』
傘喰『題名のパクり感はなんですか。というか佐々木ちゃんとシオンさんってこれ知ってたんですか?株式会社ぽんぽんってぽんぽんの会社ですか?』
店主『えー早速ですが、リスナーの皆さんのお便りを読んで行きたいと思いまーす』
傘喰『僕の言葉はガン無視ですかそうですか…』
店主『えーと。パーソナルネーム素粒子太郎さんからです。中根商店の皆さんこんにちわ。』
店主・佐々木・シオン・傘喰『こんにちわー』
傘喰『はっ!つい反射的に答えてしまった!』
店主『私はまだパソコンに触れた事がありません。そもそもパソコンって何ですか?教えて下さい。』
傘喰『驚きました。まだパソコンをしらない人がいるんですね。パソコンっていうのはパーソナルコンピューターの略で個人用のコンピューターのことです』
シオン『説明になってないけどいいのかしら?』
傘喰『それぐらいググれよ』
佐々木『はい、インターネットからのお便りありがとうございましたー』
傘喰『ありがとうございましたーっておいインターネットっつたよな今』
シオン『はい、素粒子太郎さんには番組特製プラスチック爆弾をお送りしまーす待っててねー素粒子太郎さん、いや。鈴木浩軌さーん』
佐々木『二人共やり過ぎですよ…』
店主『は、はーい。ではこの辺で『コ〇ピューターおば〇ちゃん』どうぞ』
~『コン〇ューターお〇あちゃん』~
傘喰『懐かしいですねー小学校の昼休みによく流れてたんですよ。まあ、この歌嫌いなんですけど』
佐々木『そうなんですか。私の学校でも流れましたよ。私も嫌いでしたけど』
シオン『私は初見だけど私もこの歌嫌い』
店主『…良い歌でしたね。さて、次は傘喰の愚痴りまSHOWでーす』
傘喰『勝手に愚痴投稿コーナー押し付けるとか頭おかしいだろ』
シオン『いまさら?』
佐々木『なおさら?…「いまさら」と「なおさら」でかけてみました』
店主『・・・・・・・・・・面白いよ?』
佐々木『最初の間は何だよ。』
店主『あーうん、なんと言うか。ね、佐々ちゃんいくらネタが滑ってもその手に持ってるバスターソードは下ろそうか』
佐々木『・・・・・・・・』
店主『ちょっと待ってその間は何なの!?』
佐々木『大丈夫ですよぉ!すぐに下ろしますからねぇ?店主の頭の上で、ねぇ?』
店主『ちょっ!佐々木ちゃんやめていやぁああああ!!』
傘喰『さて、お送りしてきたこの番組。そろそろお別れの時間です。最後はシオンの占いコーナーでーす』
シオン『今日の最下位は天秤座のあなた。ラッキーアイテムは十字架よ。ヘルサ〇ムズ・ロッ〇に行くのがお薦めね。まあ、特殊能力か何かを持ってるならついでにライ〇ラに入っておきなさい。死んでも知らないけどね。』
傘喰『なんて無責任な…まあ、いいや。次回は時が満ちたら会いましょう』
傘喰・シオン『では、さよならー』
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