考古学者の夢

@11245

第1話

太陽がギラギラと照りつく中、発掘隊は土を掘ったり打ち付けたりしている。

人類の進化について調べるために、何かを見つけることに集中していた。

中古からの手紙として受け取るために白骨化した化石を見つけるのが仕事だ。

何日も何日も掘っていくが、なかなか見つからない。しかし諦めずに掘り続ければきっと見つかるだろうと頑張る。

来る日も来る日も太陽がちょうど照りつける場所で調べるため汗が滝のように湧いて出てくる。

そんなある日、いつもみたいに掘り始めると、いつもと少し違った土を見たような気がしてそこを掘る。なかなか上手くはいかないが進めていくと、なんと二つの骨が見つかった。周りを慎重に掘り進め完全にでてきたことで、周りの仲間達も喜びに震えていた。



ここ、考古学専門の大学で発表会が行われていた。そこで骨を掘り当てたということで、それを発表した。

「みなさん、これは大変珍しく、そして心が温かくなる場面を発掘しました。」

そういい写真をスクリーンに映し出すと、二つの人類だろう骨達は、抱擁をした形で発見された。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

考古学者の夢 @11245

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る