5話 仲良し

翌日。


「おはよう」

翌日には3人は仲良くなっていた。

朝から3人で集まって、話をしている。

「昨日のお笑い面白くなかった?」

と、名川が笹久保とはるかに問いかける。

すると、はるかの意外な才能を見つけた。

「私、お笑い芸人のモノマネ得意なんだよね。」と少し笑いながら、言った。

その言葉に俺たちは…

「じゃあさー。*マコピーのモノマネしてよ。」

「いいよ。」

と言い、モノマネを始めた。

俺たちは思わず…

「はるか、上手すぎ!」と大爆笑しながら言った。

「やっぱ似てる?」

とはるかは、俺たちに尋ねる。

「うんうん。似てるよ。」

そのどうでもいい会話をしていると、周りの目線を感じた。

「はるかさんって、お笑い好きなんかな?でもちょとやりすぎじゃない?」

と、周りの女子たちがコソコソと話している。

すると、はるかは…

「ねぇ、私が誰だか分かる?」

と、その女子たちに尋ねる。

「わからないよ。そんなの…。」

と、みんなが困惑してる中…

「みなさんー席についてください。」

と、担任の湊先生が声をかける。

「みなさんに大事なお話があります。」

「なんですか?先生!」

と、男子児童が先生に問いかける。

「先日転校してきた、中谷はるかさんの話なのですが、3学期に新たな学校へ転校が決まってます。短い間だけど、みんなで思い出作ってあげてください。」

「中谷って言うんだ。上の名前…。」

俺は、そう思いながら、彼女の方に顔を向けた。


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