第7話 2018年8月19日 【手術前日】

がんセンターでの入院生活は イメージしていたのとは違った。


元々 古い病院だし がん患者ばかりだから 陰気で静かなイメージがあった。


ところが、皆んな がんと闘ってるからなのか 痛みや悲しみ 苦しみを共有しているからなのか


デイルームでは 和気あいあいとしていて 笑いが絶えない😆


健常者が見たら 驚くかもしれないほど 皆んな明るく フレンドリーだった。

食事するメンバーと会うのも 楽しみで 食事時間が1時間を過ぎるくらい話し込んで それぞれの病気や身の上話をする。


あっけらかんとしていて お腹が痛いほど 笑う事もあり、とても癒される空間だった。

寂しくもない、廊下を歩けば 見た顔に出会い また立ち話をする。


私は 幸いムードメーカーの80歳手前のKさんと同じ日に入院したので 仲良くなり 口は達者で下町っぽい喋り方をする人だが 人情味のある素敵な婦人だった。


明日が手術だと話をすると、みんなが

『大きな手術やなぁ〜💦

頑張るんやで、皆んなで祈っとくからな!

はよ、復活して デイルームに顔出してくれるの 待ってるからね😊』


何よりの励ましになる。


皆んな 順番に手術の日がやってくるが、それぞれの日に みんなが心配して無事を祈る。


知らない人達が 同じ時期に入院したのに こんなに個々が 他人の事を思いやる事が今まであっただろうか。


素敵な人達に 出逢えた事に感謝


私は その日の夕食後から 絶食で 水とお茶だけは翌日の朝までは 飲めるので 早く手術が無事に終わる事を、そして 術後の苦しさや痛みが早くなくなる事を 思いながら 眠る事にした。


ちなみに 浣腸はなく、下剤を何度か飲んで出す方法だったので、良いのは良いのだけれど、私はただでさえ お腹が緩くて整腸剤を飲んでる人なので、下剤や浣腸の腹痛で体調が悪くなる事があるので 心配でした。


案の定、手術前日の昼間に 下剤の痛みがトイレでMAX状態になり、左のお腹の激痛が治らなくて 冷や汗は出るは 息苦しくなった 気が遠くなって ナースコール💦


車椅子でベッドに運ばれ 過呼吸で 看護師さん4人くらいに看病していただきました😣


事前報告で こうなるかもと言っていたので 優しく接してもらい 有り難かった半面、手術の前日で こんな状態になり トホホな気分でした😅


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

精一杯 生きる〜my diary〜 ☆シェレナ☆ @mei-nyan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ