第3話 2018年8月8日 【術後の経過】

2017年4月下旬に 子宮頸部上皮内癌のレーザー手術を受けた。



今から約1年4ヶ月前の話である。



術後は 痛みも何もなく、普通に生活出来て すこぶる快調に過ごせた。


経過観察は 術後の2日後、1週間後、と だんだん延びていく。


1週間後くらいに レーザーで焼いた かさぶたが剥がれ始めて 新しい薄い皮膚が出来てくるので たまに出血するかもしれないと言われたが、うっすらピンク色のオリモノらしきモノが ナプキンにつく程度で たいした事はなかった。


そして、10日後から1ヶ月くらいは 水のような大量のオリモノがあるらしく、いつ来るかと 思いながら過ごしていると 12日目くらいに それは やってきた。


無色透明なオリモノ、まるで生理2日目のような量で ちょっと驚き、これが約2週間も続くのかと思うと ゲンナリした。


ある日 ウトウト寝てたら お尻の辺りが冷たくて目が覚めた。


えっ?まさか‼︎


ナプキンをしていても まるで生理のような嫌な感じ。


パジャマを触ると 冷たく濡れてる(>_<)


もちろん無色透明なので 汚れはないのだが 気持ち悪いので 慌てて着替えて 夜用ナプキンに付け替えた。


早く少なくならないかなぁ〜



後日、経過観察に行った時に 先生に聞いてみた


「先生、このオリモノって 何ですか?」


『これはね、レーザーで焼いた所が 火傷状態になってて そのかさぶたが剥がれると 傷口を治そうと白血球が出るんだよ。

傷口から 透明な液体が出た事あるでしょ。

あれですよ。』


なるほど、白血球なんだぁ、と納得。


約1ヶ月ほどで その液体も出なくなると言うので聞いてみた。


「先生、温泉とかに行っても大丈夫ですか?」


『あぁ、温泉ね、長湯しなかったら大丈夫だよ。』


やったぁ٩( 'ω' )و


旅行好きの私には 最高のご褒美である。



1泊2日で フルーツフラワーパークホテルに行く事になった。


朝夕バイキング料理で、天然温泉 敷地内には チューリップとポピーの花が咲き乱れて 新緑もとても綺麗で リフレッシュ出来た。


やっと 1つの山を乗り越えた、そして生きている事を実感した。

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