光のような

第1話

光と闇

太陽と月

陽と陰

生と死

相容れない二つが合わさる事なんて有り得えない世界。

この者たち達が掴むには幸せか絶望か

それは、神にすらわからない

森の中をひとりの女が走っている。その女を追いかける得体の知れない物。

嫌、誰でもいいから助けて！お願い 母上、父上 助けて!

こんな願いが届かないと知っているでも、それでも願わずにはいられなかった。

「これで終わりだな○○○○お前のせいで「いや、やめて」民が家族が死んだ。すべてお前の身勝手な行動で死んだ。「い、や」お前が自分の国の愛する民をそして家族を殺した。」

「お、ねがい や」

「お前は覚えている筈だ、次々と倒れて行った民と流れ出た血をそして泣き叫ぶ声を」「人殺しのお前が、逃げれると思うな！」

「い、や やめてちがうあれは、いやああああああああ」

バタリ

「連れて行け」

「はい、ラインさん」

「お前なんかが簡単に生きられると思うなよ！お前はカイズとナイカの娘である事を忘れさせない！」

そう言ってラインは風のように消えていった。