ダメな僕にも救いの手
月桜雪狐
第1話
「あー、どーしてこーなったかなぁ〜」と放つ俺。そう今俺は病室で寝ているのだ。
まず、何故俺が寝てるのかって?そんなのは
俺にだってわからなかったさ、けどさっき
看護師と考えられる人達が話してるのが聞こえてきたんだよ。「あの子可愛そうよねぇ〜。あんな若いのに末期ガンだって。」
「本当よねぇー。可愛そうったらないわ。」と、薄っぺらい会話のせいで俺は、知って
しまった...。俺の寿命は、ぐはっ。「なんだ?」と突然押し寄せてきた苦しさに顔をしかめながら口を覆っていた手のひらを見ると
大量の血が出ていた。俺は、驚きもせずに、
固まったまま唖然としていた。そして、俺はヤバイと思うと同時に身体が倒れていった。
そして、俺の寿命というロウソクの火は、
音もせずに消えたいった...。
しかし、俺の意識は真っ暗闇の中でまだ生きていた。 「ほんっと往生際が悪いというか
何というか..。まだ、死なないのか俺は、
また、あの時みたいに...。」と言っていたら
突然、青色のような赤色のようなというか両方の色をした光が現れ輝き始めたのだった。
そして、そこから現れたのは、顔は見えないが仙人のような服を着た人だった。
まさか、この老人との出会いが俺を変える事
になろうとは、その仙人のような老人にしか知らなかった。
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