波間的カクヨム雑談

ヘツポツ斎

我如何にして五胡十六国史に嵌りし哉

我如何にして五胡十六国史に嵌りし哉

エッセイ? と言うか、

よくわかんないですけど、書いてみます。

どういうルートで中国史沼/漢文沼に

迷い込んだか。



元々、物語を書きたい子ではあったんです。

ドラクエ大好きでね、

小説ドラゴンクエストとか読んじゃってね。

書きますよね、ファンタジー冒険もの。


そう言うのやってたら友人との共作で、

「中国っぽい世界観の物語作ろうぜー」

って話になったんですよ。


で、ここでうっかりした。



「……この世界の人々って、

 どうお互いのこと呼び合ってたん?」



いや本当。

中国史に興味示したのってこれでした。

自分でもよくわかんない。


この頃、横山光輝「三国志」の

「~様」「~どの」呼びには

強烈に違和感覚えてたんですよ。

なので、もうちょい踏み込みたいよねー

って思って、いろいろ調べてく内に

田中芳樹「中国武将列伝」って本に

めぐりあいました。



で。

なぜか劉裕しか頭に残りませんでした。

いやマジで。



九十九人もいろんな武将が

紹介されてたのに。

しかも劉裕そこに選出されてないのに。

(まぁこれは「皇帝は

 武将にカウントしない」って

 理由なんですけど)

ここもやっぱり、

「なんで嵌ったか」が良く分かりません。

 

ともあれ、そっから

劉裕に興味を示したわけですが、

何せバックグラウンドが全然わからん!


というわけで漢文も読めないのに、

とりあえず「晋書」「宋書」を

取り寄せました。


読んでみての感想「なるほど、わからん」。



なのでしばらく

概説書とか講談社学術文庫だとか言った

日本語の本を読んでいったわけですが、

まー何せ概説です!

届かんのですよ! 痒い所に!


そういうわけで

改めて原文に当たってく内に、

なんとなく「あ、こんな感じかな?」と

見当が付けられるようにもなりました。

とりあえず目を通しまくるって

けっこうだいじ。


このやり方って非常に非効率的だし、

挫折率高いんですよね。

しかしそこは

「もう晋書宋書買っちゃったし」

と言うのも手伝い、乗り切れました。

初ボーナスブッ込んで買ったわけだしね!


あと、上手くフックに引っかかれば

こっちのもん、と言う感じでもありました。


そして、ふとネットで

五胡十六国周りの情報に出会って。

そこで出会った方との交流を

深めていくうちに「劉裕」熱加速。

見切り発車で「劉裕」第一話を書き上げ、

公開しました。


ちなみにこの物語のスタートは

「あっ、カクヨムってサイトが

 できたんだ! 面白そう!」

もかなり重要なきっかけでした。

そういう意味で、カクヨムは自分にとって

ものすっげえ思い入れの深いサイトです。



以上、ざっくり追ってみましたが、

正直、自分のルートって

イレギュラーにもほどがあるんですよねー。

なので、沼に誰かを引きずり込むためには、

釣り針をいっぱい設けないと、

って思ってます。


「崔浩先生」で三國志の次は遣隋使、

とか放言してますけど、

これ、冗談抜きです。

三皇五帝から中華人民共和国まで

言えるようになったの就職後です。


なんで俺東洋史学科専攻しなかったんだろ

って後悔してますが、まー当時中国史には

欠片も興味なかったし仕方ない。




以上を結論すると、

「偏執的な性向のあった奴が

 偏執的なルートをたどって沼に嵌った」

となるのでした。



清々しいほど参考にならない

エッセイになったのでご満悦です。

それでは。

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