第180話公演後の夕食のラーメン

「ここは以前お前さんと行ったラーメン屋の『佐市』とはまた別に、錦糸町でそこそこ有名なラーメン屋なんだ。なんならもしご希望があればファミレスとか、それとも少し道を戻って『つばめグリル』とかで食べても良いけど、ここのラーメンは『佐市』とはまた違って、それはそれで結構美味いぞ!」

すると秀美は徹也に対して、こう質問を投げかけた。

「てっちゃんはよく来るの? ここのラーメン屋さんにさ……」

 そう秀美から問われた徹也は、次のように秀美に返事を返した。

「まあビリヤードをやっているときに、本来夕食を取る時間まで熱中し過ぎて、時間を忘れてプレイしていて、気付いたときに『さて……今晩の夕飯はどうするかな?』って時刻になっていたときには、よく一人でここに来たりするかな?」

 二人はラーメンを食べ終わった。会計はもちろん、徹也が二人分を払った。 そして錦糸町駅へと向かう途中で、徹也は秀美に、次のように言った。

「本当は亀戸にも行きつけのラーメン屋があったのだけれどね。まあ亀戸に高校のときの友人がいるのだけど、その友人と仮にラーメン食べに行こうようぜ! って話になったときに、ラーメン屋で迷ったら、行く店決まらなかったらそこ! ってラーメン屋が亀戸にあったのだけれども、去年だったかな? に閉店して、なくなっちゃったのだよね。まあそこのラーメン屋は、夕食の時にも店内はガラガラだったからね……。まあ味はなかなか美味かったのだけれどね」

 錦糸町駅で別れようとしていたときに、徹也は秀美に、

「今日は付き合ってくれて、どうもありがとうな! じゃあまたな!」 

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