お隣は狐のお嫁様。
相田秀介
第0話 夕御飯
「ねえねえ、なんでねおとうさんはおかあさんといっしょになったの?」
「うーん、そうだなあ、なんとなくかな」
「なんとなく? すきだからじゃないの?」
「もちろん、お母さんは好きだ。でもただ好きってわけじゃなかった」
「そーなの」
「小さい
「かえで、よくわかんない」
「ほら、
「さあて、お母さんのご飯食べに行こうか」
「おかあさんのごはん、かえでだーいすき。いっぱいたべりゅー」
「そうね、いっぱい食べて強くなるのよ。そのうちお父さんより強くなったりして」
「もしそうなったら……やっぱり
「わー、たまごとろとろー。いただきまーす。はふっ、うえあー」
「急がないで、まだ熱いから。もうせっかちなんだから。道隆くんみたい」
「あちゅいよー、もう! たまごのばかー」
「うふふっ、楓ったら」
「楓、ゆっくり食べような」
「うう」
「それじゃあ」「いただきまぁーす」
お隣は狐のお嫁様。 相田秀介 @nanado
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。お隣は狐のお嫁様。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます