第13話 デートのお誘い

乙葉達が部屋から帰った後も、電車でGOをやっている。

大阪環状線の内周り、関空快速だ。

夜のダイヤだから、部屋を暗くして運転してる。

「種別関空快速、停目8両共通。」


コンコン


大阪に着いた辺りで、乙葉が部屋に入ってきた。


「責任、取ってよ。気づかれたよぉ。」


「どした?気づかれたら不味いんか?」


「学校で噂になったりしそうじゃない?」


「確かにな。同じ学校やし。」


「んー。じゃあさ、対処する変わりに私に付き合ってくれるかな?」


上目遣いで聞いてくる。もちろんOKだ。

「付き合ってって何処に行きたいん?近場やったら友達と行っても良いのに。」


「嵐山のカフェだけど。そこのパフェが凄い食べたかったんやけど、期間限定たカップルで行ったら半額になるの!」 


「因みにいくらなん?」


「360円!」


「元値が720円。まあいいか。」


「やったー!!」


子供の様に喜ぶ乙葉。

っていうか、元の値段高いな!


「じゃあ来週の土曜日、忘れないでね!」


「分かった。ルート考えとくから。」


こうして、来週のデートが決まった。


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