カミヒトエの色
エピソードのタイトルは百文字までらしいからそこまでいかなければ別に何してもいいんだろうと開き直って怪文書を書き上げても本編にこれと言って影響しないので何も考えずに読んで下さいねここまで八十八文字らしい
エピソードのタイトルは百文字までらしいからそこまでいかなければ別に何してもいいんだろうと開き直って怪文書を書き上げても本編にこれと言って影響しないので何も考えずに読んで下さいねここまで八十八文字らしい
エピソードのタイトルは百文字までらしいからそこまでいかなければ別に何してもいいんだろうと開き直って怪文書を書き上げても本編にこれと言って影響しないので何も考えずに読んで下さいねここまで八十八文字らしい。
「へぇ…ここがPPPの楽屋かぁ…」
イワビーに連れてこられたのはPPPの楽屋。
例の話に出て来たギターとやらを見せて貰おうと思って来たのだ。
「んしょ…ほい、コレ。」
確かに父さんの物のようだ…
クセというのはなにかにやはり現れる、触る場所だけ少しハゲている。
「やっぱり…父さんのなのか?」
そうっぽい…
そう答えるとイワビーは、
「よかったな!オレ、家族とかよくわかんねーんだけどさ…大事な物っての、わかる。
だってこのギター…キラキラしてる。
お前の父さんと先代のオレのキモチって言うか、なんかすごい濃い物が詰まってる感じがしてさ…。」
と。
「俺もそう思うよ。
…父さん、幸せだったんだろうな…
ここに居るときだけ、かもだけど。」
「オッサン…捕まったンだったな?」
そう。
アイツが捕まったらしい。
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「…そんな貴方が何故ここにいるんです?」
「週刊誌の報道をお読みで無い?
ハハハ!今このご時世でそんな方がいるんですね!?ハハハハハハ…!」
「俺は…主婦じゃあ無いんでね。」
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「何故だ!そんな事して何になる!」
「ワタシたちの利益…それだけです」
「報土流さん…ッ!彼女達は生きている!動物の時からそれは変わって無い!意思も心もずっとずっとずっとずっと前からあるんだ!道具でも何でも無い!彼女だって!ロッカーの!アイドルの!夢を…希望を追ってるんだ!」
「はぁくだらない…
金がすべてを語るこの世界でそんな事の為に肩にそこのヒトモドキの代わりに攻撃を受けるなんて…なんて面白く、くだらなくて、腹立つ奴なんだ。ねぇカムロくん…?」
「…逃げろ!イワビーッ!」
「でも!」
「いいからッ!」
「こんなお別れ嫌だッ!」
「諦めてよ!なんで着いてきたりなんてしたんだ!…僕はもう決めきってたのに!」
「あんなの嫌だァァッ!」
「まとめて死んでもらいましょうか…」
死なば諸共…。
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PPPの楽屋から出ると、信じられない光景が広がっていた。
「ジジイッ!なんで!」
「おやおや荷物クンじゃないですか!?コッチに戻ってきてくれるつもりにでもなったんですか?」
そうじゃない…!
会いたくも無かったのに…
何故ここにいるんだ!
「トビヤのこと…今何だって!?
荷物…?取り消せよッ!今の言葉!」
「残念ながら断じて取り消すつもりは無いですねえ…だって事実だ。荷物を生んで運んで来たオンナは美人だし借金さえあれど軽い金だった。ところがお荷物クンは顔も脳も作業力も人並み。その癖自分の意思だけ無駄に強いバグを持ったロボットみたいな物だ。黙っていうことを聴けばいい物を…お付きに連れ戻せと吐いておいたのに無能ばかりで荷物が手元に戻って来ない。
…君らは本当にムカつく顔をしている。
数年前、ワタシが鉄砲で殺し損ねたアイツ達のように…
そしてシキさぁん…貴方もムカつく目をしているんですねぇコレが。数年前のあの日、ペンギンとカムロをまとめて殺そうとしたときに邪魔してきたあの髪の長い女…
スタイル抜群だからちょいと興奮もしましたが、まぁ希望に満ちた面倒な目をしていた研究者だった…。貴方はその研究者にそっくりな目をしている。全然違う顔なのに…ムカつきますね。」
「姉さんの事はどうでも良いです…
答えて下さい、何故貴方はここに。」
「世の中金だと言ったでしょう?」
ジジイ…
多分、マインドコントロールもいいとこの付き人引っかけて金払って口止めして来たんだろ、身柄だけは自由って所だ、週刊誌も付き人の方に報道をシフトチェンジしてる。
「それにしても、やはりこのペンギンさんは本当に良いカラダをしている…
少々小柄だが好きな紳士様には高く売れるだろう…肉付きも悪くない。」
「ヘンタイ!オレをそんな目で見るなっ!
良い奴なのにトビヤを荷物って言ってみたり…オレを妙な目で見たり…先代のイワビーも今のオレもお前が嫌いだ!辛抱ならねぇ!ぶっ飛ばしてやるッ!」
「やめとけイワビーッ!」
「なんでだよ!何とも思わねぇのかよ!」
「ふむ…同じで良さそうですね…!!!!」
…!麻酔薬の弾かっ!
「危ないッ…イワ、ビー…くっ…ぁ?」
「対処も同じで良さそうですねお馬鹿さん」
「ハハハ…フッ…ハハハハハハハハハ!」
「何が面白いんです?」
「ワタシには人権がある!ワタシにはサンドスターロウがある!貴方は人に剣を向ける事など出来やしないんだ!セルリアンが希少ならば…人権を持ったセルリアンであるワタシを失うことになる!勝てやしないんですよ…貴方にはね!」
ジジイ…!
____________
…残念です、烏先さん。
憐れな…セルリアンは人じゃない…
「もう貴方は死んでるんですよ。」
「『重着…』」
飛び込み、おどろおどろしい形相へと姿を変えた相手の胸ぐらを掴む。
「驚きましたよ…ご高齢なのにかなり若く見える…ですが、セルリアンだと言うならば納得ですね…」
「離せッ!何をするっ!」
「だが…貴方は人じゃない。だからもう人知の向こうのお歳で、人知の向こうの脳味噌でいらしてもおかしくない。
その割に未だ自分の事しか考えないお馬鹿な幼稚園児みたいですね…?
貴方に人権なんて無い。
セルリアンにも人にもなりきれない中途半端なゴミクズだ。トビヤさんはもっともしあわせな人類です。護りたくなる人が居て、お金もぼちぼちあって…。貴方のようなクズがいるから技術革新も人類の幸福感も進み改善されないんだ。
…シキリアン、あと頼んだ。」
『へいへい、飯の提供どうも。
…ほぇぇ中々上物じゃん』
使役されるつもりは無かったが、と不服そうなもう一人の俺は、影から生えるように地面から這い出た。
俺はアイツを使役し、サンドスターロウがカラダに及ぼす影響をシャットアウトして貰ったり、重着の時に使用するサンドスターロウの強化をして貰う。その代わり、サンドスターロウと俺の影という居場所を提供する。(それぞれ自立も出来る)
コレが俺とオレが編み出した対等な一つの俺を作り上げる、白の俺と黒のオレの色だ。
『…フッ…話、聞いてたぜ?』
「やめろ…!コッチに来るな!」
『残念ながら無理だ。お前だって飯食うだろ?一緒。お前のサンドスターロウ、負のエネルギーが満ち満ちてる…A5和牛みたいなレベルで希少なんだぜ?そんな奴…!
安心しろって、痛くないから…』
“ い た だ き ま す ”
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