時空魔竜騎アースガルンプロット.

一ノ元健茶樓

第1話 ヒックとロッシー


「こっちよ!!バカ少女!!!」


 宙に浮く全身黒ずくめの格好をした黒髪の女が、何か困惑気味の全身赤い恰好をした少女に叫んでいる。

 少女は振り返り黒髪の女を見る。

 少女は部屋の中と外を交互に何度も繰り返し見ている。

 なんで?という顔をしているが、気を取り直す。


「ふふ、まぁイイわ!喰らいなさい!我が、大魔砲!!パトリオットファイヤー!!!を!」


 ドラゴンの頭に乗っている赤い少女は、肩に担いだ大きな筒のような物から閃光と共に、赤い発光物体を放つ。


「だからアンタはバカ少女なのよ!!私のヒックにそんな物が通用すると思っているの?!!」


 そう言うと、宙に浮いている黒髪の女は右手を出して、何かを握り潰す動作をしている。

 次の瞬間、黒髪の女の横を凄い勢いで白い巨大な手のような物が通り抜け、あの赤い閃光弾を手の平で握りつぶした。


(う、うわっ!俺の右手が急に動いたぞ!てか…なんか手の平が…あったか~い…)

「私のヒック、、、さぁ、あのバカ少女をぶっ潰すわよ!」


今、見えた巨大な白い手は始まりに過ぎなかった。黒髪の女が手や顔を動かすと、その通りに俺は動いていると感じた。そして屋敷に近づいた時、俺は屋敷の窓硝子に映る自分の姿を目視する、大きさは三階建ての屋敷と同じくらいの大きさに…


(なっ、、、なってる?!って、うぇ?!な、なんじゃこりゃああああああああああっ!!!)


 私は今日も本を読んでいる。大帝都ミシの図書館で。


「んー、これは読んだわね。じゃ、こっちにしよっと」


 村の畑仕事や家の水汲み薪割りを終わらせると、すぐここ大帝都ミシの図書館へ来て本を読む。ここ数週間は毎日がその繰り返しだ。


 私に母と父は居ない。村の人達はそんな私の面倒を見てくれる。自分で出来る事はしているつもりだ。


 畑も結構充実していて野菜や果物は高く買い取ってもらったりするので、それで肉や米を買い、他は自分の畑から取ったり、必要な時は狩りもする。1人で生活する分にはそれで充分。何より私は本が好き。本が読めれば食事なんて二、三日食べなくても気にもならない。


 最初は村で本を持ってる人に何でも借りたわ。絵本や伝記、おとぎ話の本や辞書や図鑑、色々な本があり1人の寂しさを紛らわす事が出来た。そんな動機で読んでいた本だけど、次第に本の魅力に取り憑かれてしまった。来る日も来る日も本を読む。 自分の周りの事だけは最低限して、本を読むことだけに全力だった。


 しかし村の本は、そのうちに底をついてしまったの。私はもう読む本が無いと思い落胆した。あまりにも私の元気がないので村の人が、大帝都に行ってみてはどうかという。


 大帝都?


 私はそんな所があるなんて知りもしなかった。たまに来る行商人はそこから来てたのね!と目からウロコだった。というか、その事に気づかなかった私はかなり抜けている。


 そして、何より、その大帝都ミシには図書館なる本の山!宝の山!!のような場所があると教えてくれた。

 私は次の日、すぐに出かける事にする。

 山道は整備されていて、のろのろと歩いて山を越えるだけで辿り着けた。多少は疲れたが、いつもこれくらいの体力は畑仕事や水汲みや狩りで使っている。

 そして山を抜けた向こうには、大帝都ミシの街並みが!


 私は目を丸くした。見るもの全てがキラキラしてて、見たこと無いものが沢山で、本の中の世界と同じなのだ!こんな場所がこんな近くにずっとあったなんて!!!と私は自分の頭を数回軽くたたいた。自分への戒めである、愚か過ぎる自分への。


 大帝都ミシは10km平方程で周りを壁でぐるりと囲っており、8個の門で出入りが行われていて、中には10万人ほどの人が住んでいるらしい。

 門も大きくて閉ざされることはほとんど無いそうで、緊急事態でも無い限り解放されたままなのだ。ミシの中心には王様のお城や色々な設備があるらしいが…


 私は【図書館】なる宝の山!


 じゃなくて、夢の場所!じゃなくて、街の建造物を探してウロウロとしていた。

 が!全然見つからない!というか日も暮れて来たし!山道だし!暗くなる前に帰らないとなのに!!焦る私の目は、充血して血走り形相も相当ヤバかったのか、街の人々が怯えていることにも私は気付かなかった。

 ボソボソと(トショカン...トショカン...)と呟いていた。らしい。


 この男が言うには、だ。


「おい、お前。そこの猫背で形相の悪い、この辺じゃ見かけない女、、、おい!聞いてんのか!お前だよ!お前!!!」

「え?わ、私?!」


 知らない男がロッシーに話しかけて来る。


「アンタしか居ねぇだろ!そんなヤツ!」

 彼は道に積まれた木箱の上に座り、ロッシーを指さしている。

「だ、だれが猫背で形相の悪い女よ!探し物してただけだっての!背を伸ばし~顔も笑顔を作れば~。ほらっ!カワイイ☆(ウインク☆)」


 ロッシーは悩殺ポーズで彼にウインクした。


「んで探し物って何?」

 その男は無表情で質問して来た。

 悩殺ポーズのまま固まっているロッシーは、無視してんじゃないわよ!と言いかけてやめた。

 ロッシーには時間もなく、探している物がある。


「図書館...」


 と、ロッシーは子供の様に、下を向きながら答えた。


「え?図書館?探し物っていうより場所だなそりゃ。分かった。俺が連れってやるよ。もうすぐ日も暮れるし、急がねぇと図書館も閉まっちまうしな」


 見慣れない男は少し疑問が残るような顔をしてたが、笑顔でロッシーを案内してくれると申し出てくれた。


「え?図書館って閉まるの?うそ!ちょ!早く案内しなさいよ!!早く!!!はーやーくー!!!!!」


 ロッシーは彼の手を引っ張り、道を歩き出した。


「うっせぇ!!てかそっちじゃねぇ!こっちだ!ちゃんと着いて来いよ」


 そう言って彼はロッシーの手を握り返して、反対側へと引っ張る。


「何ちんたら歩いてんのよ!走りなさいよ!!!」

 その手を振り払い、ロッシーは勢い良く走り出す。

 -よくよく考えれば、この時、私は男の人と手を繋ぐなんて初めてだった。それに気づいた途端、何故か顔が熱くなり、胸がドキドキとしたのを覚えている。そして、まだこの頃の私たちは、触れ合えたのよね-


「いっ!わ、分かったよ!置いてきぼりくうなよ!」


 ヒックは走るのがとても早かった。ロッシーの前をすぐに陣取り、挑戦状を叩きつけて来た。


「上等よ!」

 ロッシーは受けてたった。

 ロッシーとヒックは図書館まで休まずに結構な速さで走った。二人ともに息切れしている。


「ハァハァ…着いたぞ、うぐっ」

「ハァハァ…み、道案内、ありがと…う、うぐ」


 勝敗は同時到着だった。ふとロッシーは彼を観察してみる。


(身体は、まぁまぁ鍛えられてるし、身なりはそんなに貧相でもなく、嫌に目立つ事もない。年は私より少し上だろう。

 髪は黒くて顔も美男子の部類であるが、何処か格好のつかない雰囲気がある。ただ困ってる私に声をかけてくれる程には、優しいのかもしれない)

 息を整え、彼を観察するのをやめて建物に目をやるロッシー。そこには巨大な建物がそびえ立っていた。


「こ、これが、、、と、図書館!?!こんなに大きいだなんて、、、村には無いわ...コレ」


 無いから来たんだろ。と彼はツッコミたかった。


(こ、こんな巨大な建物の中に、幾らの本があると言うのよ…)


私は興奮し過ぎていた。

 彼に礼を言うのも忘れて、中に飛び込み。。。

「閉館時間だ」

 と中の職員につまみ出されるまで、本を読んでいたのだった。。。。


 中には沢山の本が山のようにあり、全てを読むまでにいくらの時間が必要なのだろうかと思いを馳せ、この場所から離れたく無いとさえ思った。

 また来たいな。

 と思える場所がある事は素敵なのだと私は知った)

 それからというものロッシーは、村での仕事が終わると、一目散にミシの図書館へと走り、本を読み漁った。


 何度も足を運んでいると、往復の時間と図書館の閉館時間などを計算出来るようになり、本が何冊読めるのか?などを計算する。ロッシーは本を読むのが早い。1日にざっと10冊は読める。


 だが読める量は本の大小にもよる。その他、感動的な本の読後は読み返してみたり、本の中に想いを馳せたりしていると、次の本になかなか進めなかったりするらしい。その場合、読める限界数は減る。


「なるほどぉ。こんな終わり方しますかぁ。なるほどぉなるほどぉ、ふむふむ…」


 ロッシーは特に気に入った本をメモに残す習慣がある。また読むかはさておき、何か記録として残しておく。そうする事でまた、このメモを見た時に読み終わったあの時の感情が、胸を熱くしてくれるような気がするのだと言う。

 そして今回も、胸に手を当ててジーン...と感動し胸を熱くしていると…

 頭に鈍痛が伝わった。

 ロッシーはここが図書館だというのも忘れて大声で


「いったあああああああああい!!!」


 と叫んでしまう。

 次の瞬間、口を手で覆われ息が出来なくなる。


「ば、ばか!なんて大声出すんだよ!そんなに強く叩いてないだろ!み、みなさーん、す、すいませんです!」


 こないだ図書館まで道案内してくれた足が早い好青年だ。

 名前はヒックと言っていた。

 ロッシーの大声で周りがザワついたのを謝っている。

 自業自得だ。とロッシーは思ったが口には出さない。と言うより口を塞がれて喋れ無いでいる。


「(ふごぉでふがぁ!)」


 喋れないと言うより息も出来ない。


「お、悪りぃ悪りぃ。本の蟲ちゃん」

「ぷはっ、ちょっと私の事を殺しに来たの?!ってか、またその名前で!私の名前はロッシーよ!いい加減覚えてよね!アホヒック!」


 ロッシーとヒックはあれから何度か道ですれ違う事があった。

 ロッシーは最初、図書館へ案内してくれたお礼や、村で採れた野菜などをあげて、村で育ち、本を読む為この大帝都ミシへ来ている事を話したりしていた。

 それが1ヶ月程続いた結果、この様なちょっかいを出して来る程の仲になり、今ではこんなやり取りをしょっちゅうしている。


「ロッシー、お前ちゃんとメシ食ってるか?色は白いし腕も細い。背はちんちくりんで目も大きいから余計に目立つ。よくそんなんで畑仕事とか水汲みとか1人で出来てんな?」


 ロッシーは朝というか早朝には起き、まだ空が暗いうちに畑仕事を終え、身支度をして山を越え、帝都の図書館が開くと同時に入り、図書館が閉まりそうな暗くなる時間まで本を読んでいる。

 なので最近は色も白くなり、元から体格は細い方なので華奢に見えるのかもしれない。

 けれどロッシーはまったくもって元気!健康体!チカラだってそこらの男にゃ負けない自信があるようで、それをヒックに意気揚々と伝えている。


「少しメシでも食いに行かないか?俺と」


 突然の誘いにロッシーは目が点になった。この1ヶ月間で初めての事である。


「え?今から?」

「ああ、そーだよ。ちょうど本も読み終わっただろ?区切りがいいと思うが?」

「た、確かにそーだけど。。。」

(どっかで見てたのかしら…?)

「んじゃ決まり!ほらっ早く本を直してこいよ!あ、高いところのは俺が手伝ってやるから」


 そう言ってヒックは、ロッシーの横にある本の山を抱えてくれる。


「それなら全部片付けて来てくれたまえ。私はその間に少しこの本を...」


 と、まだ読んでない本をロッシーは手にとって読もうとするが、ヒックのすこぶる怪訝な顔を見て、ロッシーは静かに本を閉じて返却作業へと勤しむ。

 …パクッ。

 モグモグ。。。


「んっ?!んまぁぁぁいぞぉぉぉぉい!!なにコレ?!美味しい…」


 ロッシーは出された料理が、何なのか分からないが食べた。

 とても香ばしい甘い香りのする料理だ。


「そうだろぉ?!ミシ名物ナーウギの蒲焼きだ。俺もこの街に来た時に食べたが腰が抜けたもんだ」


 そう言ってヒックも食べ始める。ほっぺたが落ちそうな顔をしている。2人はしばらくアハハ、エヘヘと言いながら食事をしていた。


「あ、ヒックってミシの出身じゃないのね。て、てか、なんでこんな高い料理を私なんかに...?私、お金はそんな持ってないからね…」


 ロッシーは、しまった。という表情になり。料理を食べる動作を止めた。


「...っぷ!安心しろって!オメェがあんまりにも虚弱に見えたから、何か美味いもんでも食わしてやろうって事だよ!それと、あと頼み事があるんだ…」


 馬鹿に明るく笑っていたヒックは、急に真剣な顔をする。


「頼み?!」

 ロッシーは一瞬、安堵して食べ始めようとしたが、また料理を食べる手を止めた。

 そして目の前で頭を下げてるヒックを、ロッシーは引きつった顔で見下ろしていた。


「た、頼み事ってなんなのよ!?私、何も出来ないわよ!てかやっぱり裏があるんじゃない!先にゴハン食べさせるなんて卑怯だわ!愚の骨頂よ!!嘘つきヒック!」


 ロッシーは店内だというのも忘れ、椅子から立ち上がり大声でヒックを責めて叫ぶ。


「うわ!大声出すなよ!み、みなさーん…なんでも無いんです~。すいませんすいません。てか、落ち着けロッシー。(とりあえず恥ずかしから座ってロッシー)わ、悪いって、、、騙した訳じゃねぇんだよ。(あと恥ずかしいから早く座って)。。。何も絶対お願いを聞いてくれってんじゃねぇの。とりあえず話だけでも聞いて欲しくて、こうやって食事に誘ったんだ…が…」


 ヒックは顔を上げて、ロッシーに困った顔を見せている。しかしロッシーはヒックを軽蔑した顔で見下ろしたまま。


「もう、あなたの事は何も信じません!」


 と言いながら料理をガツガツ食べている。ロッシーはとりあえず食事を続ける様子である。

 ヒックはそれを見て、少しバツが悪そうにハニカミながらボソボソと話を始める。


「まぁ話を聞いてくれロッシー、実は俺、不老不死なんだよな…」

「はぁ?!??」


 ロッシーの料理を食べる手がまた止まる…。

 ロッシーは思う。

 あぁ、早く図書館で本が読みたい。

 それだけで幸せだったのだと。。。


(俺が探してたロッシーってのは、コイツに間違い無い。この1ヶ月慎重に慎重を重ねて…)

「不老不死...って、あの死なないっていう?え?!ヒック…あなたって、頭おかしい系の人だったの?!こっわ?え、怖っ?こっわ!なんなの急に…私、帰るわ…」

 ロッシーは、また急に立ち上がり出口へ向かおうとする。

「まてまてまてまてぇいっ!俺は正気なんだ...」


 ヒックはロッシーの上着の裾を引っ張り、真剣な眼差しでロッシーを見た。


「本気でヤバい系じゃない...」

 ロッシーをゾワゾワする感覚が襲う。小刻みに震え、蒼白な顔で後ずさりしている。


「ま、まぁ落ち着いて話を聞いてくれ頼む。こんなの毎日の様に本を読み漁ってるロッシーにしか話せないんだ。とりあえず座ろ?ね?お行儀悪いよ?ね?料理もまだ残ってるんじゃない?!あ!残ってるねぇ!食べよ?ね?だべでぐでよっ!」


 ヒックは半泣きでロッシーに悲願する。ロッシーはヒックを引きずるのを止めて、顔だけ後ろを向いて質問する。


「なんで本を読み漁ってるような私にしか話せないのよ…」


 ヒックはすぐに答える。


「頭がファンタジーしてるだろ?もう既に…」


 言った後に後悔したが遅かった。

 ロッシーは怒りの形相でヒックの顔を蹴り店から出て行く。

 本当はそんな理由では無いのだが...。

 何とかロッシーを説得し、ヒックは話を聞いてもらう事に成功した。ヒックが持ってる本をロッシーに譲渡する。という契約のもとに。


「俺が不老不死になったのは、ここより遥か西の大地にある町ガンラに居た時だ」

「...」


 ロッシーはただ黙って食事している。話を聞いているかは謎だがヒックはめげずに話を進める。


「んで!めっちゃ爆発してるのに、それが全然痛くなくてよ。豆を投げられてるくらいの痛さだったんだよ!笑えるだろ?ははははっ!」


 ヒックは嬉々揚々と、その時の事をロッシーに語っている。


「笑えるかぁぁぁぁっ!やっぱり、あんた頭おかしい系の人だったんじゃない!てかどんな作り話よ!最後まで夢か現実か…お、俺は一体このままどうなってしまうんだミステリーっていう、リアルさを保ちなさいよね!?何で急に巨大化してんのよ!?リアリティよ!リアリティ!そんな青い宝石付いたペンダントまで仕込んで来てんだから、そのまま話を進めなさいよね!!」


 ロッシーは編集者の様に、ヒックの作り話を批判する。


(確かにそうだろう。こんな話を信じる方がどうかしている。だがこれからもっと信じられないような話を、しなくてはならない。俺が何故、ロラン出てヒックなのかを。そして何故ロッシーと出会ったのかを...。頼むから席を立たないで、そのままで居てくれロッシー。ここから、お前にとって重要な話となるんだ、時間も無い…)


 と内心思うヒックは、無理矢理にでもロッシーを席に置いておく方法を取ることにした。


「あー、メシ、、、食い終わってるね、ロッシーちゃん…」

「...」

「...」


 2人はただ黙って無表情で、見つめ合っている。

 そして机に頭をぶつけて大きな音を立てるヒック。


「デザートも奢るから!...な?!お願い!もう少し話を聞いてくれっ!!おねぇさーん!!!デザート何でもいいから全種類!持って来てぇ~え!!」


 遂に最終兵器を投入したヒックの運命は?!

 ロッシーはデザートで話を聞く気になったのか?!

 そしてヒックの物語は?!


 - To be continue -




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