第1-18話 攻防2
ブラックボックス
と言われていたそれは、黒い銃器のような形をしている。
明らかに銃口、というようなものがこちらを向いていた。
まるでサブマシンガン。
いや僕はサブマシンガンなんて漫画や映画でしか見た事ないが、まさにそれが正しい表現。
というかそれしか形容できない。
凄まじい量の「弾丸」が僕らに向けて撃ち込まれてきた。
「事前にだいぶ打ち込んできましたからね。
遠慮なく撃ち込ませていただきます」
僕さっき咄嗟に「後ろ」と叫んだ気がしたが、レイは全く後ろを振り返らなかった。
いや、振り返る必要がなかったというのが正しかったのだろうか。
レイはもう片手に違うTKBらしき物を持ってブラックボックスから撃ち込まれた弾丸を全てかき消したのだ。
激しい弾幕とかき消しでもの凄い熱を感じたが、ある程度経つと男は攻撃を止めた。
「ダブルハンド。そして、こちらを見もせず全弾中和する。噂通りの全く化け物ですね。」
男はヤレヤレという感じで、戦意を失った様子だった。
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