資料

用語集(仮)

※当小説に出てくる団体、単語等は全てフィクションです。※


◇日本

過去の世界大戦により、地軸のズレが起こり本土が関西付近を境に分裂した。またその影響で北海道が多少変形し、縦長になりさらに極冬になった地域が存在する。本土の割れ目には、日本中央海と呼ばれる海レベルの隙間ができ、センターラインと呼ばれるようになった。以前は、船のみで行き来し、日本の発展を遅らせる原因となったが、現在では超大型の橋が何基も併設され、橋の上が一種の街のようになっている場所もある。


◇コンプレックスワールド


◇TKB

タクティカルキーボードの略。バトル用キーボードの総称。基本的にパソコンなどの母体となるコンピュータが必要ないキーボード。様々な次世代テクノロジーを用いて武器や防御用フィールドの展開、VSE具象化を行う事ができる。このような具象化を行うための素早いコマンド、命令入力を行うための正確かつ高速なタイピングスキルがカギとされる。通常、バトルフィールドと言われる具象化に必要な粒子を内包した空間でしか利用できないが、競技用キーボードとしてのリミッターが施されてる場合、通常利用が可能。VSE具象化については謎が多く、未だに詳細な原理が不明。


◇KPE(Key Photon Energy)

TKBの稼働エネルギーとして使用される光子エネルギー。バトルフィールド内に充填される、または特殊な地形、地域に見られる謎の多いエネルギー。

闇規格で実装されたTKBはこのエネルギーでは稼働しない。


◇DS(Dark Source)

KPEとは相反するエネルギー粒子。陰鬱なエネルギーの塊で空間だけでなく生物からの発生も確認されている。


◇一体型キーボード

いわゆる1枚板状のキーボード。攻防を同時に行う事はできないが、一撃あたり、一番防御あたりの効果が高い。形式は多岐に渡る。リンク機構があるモデルは、互換性のある一体型キーボードを複数同時に使用可能。通常キーボードは、インターフェイスとしての思想で設計されているが、TKBにおいてはそれ一台がコンピュータとして設計・機能されていることが多い。


◇分割型キーボード

一体型を割ったような形状のキーボード。腕の位置が固定されない上、攻防が同時に行える万能型。

リンクケーブルで物理的に接続するモデルとワイヤレスで同期するモデルがある。


◇ダブルハンド(ダブルハンドタイピング)

いわゆる両手で1台のキーボードをタイピングする一般的な手法。


◇ワンハンド(ワンハンドタイピング)

通常、両手を使う幅のキーボードを片手でタイピングする手法。競技、バトル鍵盤道ともに重要となるテクニック。片手になるためホームポジションの位置が変わる。ホームポジションの位置は使用者の掌のサイズによって異なる。


◇ランダムタッチ

ブランドタッチと異なり、ホームポジションという概念を使用せず法則性のないタイピングを行う手法。規則性がない運指の為、他者からの観察で何を打っているか把握されづらい。かなりの高等テクニックだが、手癖に近い。ランダムタッチがデフォルトになっている場合、通常のホームポジションを使ったタイピングは難しい。


◇エアー(エアータイピング)

宙に浮かせたキーボードを高速にタイピングする超高等テクニック。主にショート〜ミドルワードのタイピングかつ、地形条件が悪い場合に用いるが、見た目のインパクトが強いため相手への牽制としても効果が高い。バトル鍵盤道ではリフレクションシールドを使って常にエアーの状態を作り出すが、実際の使用者のスキルでエアーを行える者はかなり限られる。


◇PCB(プリンテッドサーキットボード)

通常仕様、または競技用キーボード仕様のキーボードフレーム内に内蔵されている基板。キースイッチの配置やキーボードのサイズ、ハードウェアの設計に関わるマザーボードに近い存在のパーツ。


◇XPB(エクス・パワード・ボーン)

TKBに内蔵されたマザーボードの総称(PCBに近い)。剛体性を高めるため、基本的に次世代素材が使用されているが、ORIGINS以降のTKBには、現代科学では一部解析不能な高密度素材が使用されている。本体の温度管理、索敵、ワイヤレスリンク、豊富なインターフェース規格、反応速度、剛体性等PCBとは比較にならないくらい性能が高い。


◇ソウルコアOS(SCOS)

バトル鍵盤道で使用するキーボードで必要なオペレーションシステム。ソウルコアとは、キーボード・ディスクと一対になった半人工知能仮想サポートエンジン(VSE)。ディスクとキーボードにより最適になる組み合わせがあり、適応率が高い組み合わせほど最高のポテンシャルが出せる。逆に適応率が極端に低い場合、スイッチロックがかかり操作はおろか、起動することすらできなくなる。マッドキーCoが開発した量産型バトル用キーボードMKDはSCOSがXPBに内蔵されているため交換する事ができず、搭載されるVSEも他VSEの挙動を模倣したシュミレーター(VSES)で動かしているので性能上限がある。


◇コアディスク

前述のSCOS、TKBそれぞれのハードウェアを管理するユーティリティ、キーマッピング等が記録された光学ディスク。ディスクの形式は多種多様だが、近年汎用フォーマットに統一されつつある。ただ、外見上のフォーマットは同じでも内部機構はメーカーによってがオリジナルの機構にするケースが多く汎用的なドライブの開発は容易ではない。ほとんどのディスクにはコピーガード機構が施されているのでまるごとの複製は基本的にできない(一部キーマッピングやユーティリティは可能)。

登録者の相性や成長等でコア部分の内容がフレキシブルに書き換わり、時には色味や形状が変わるギミックが組み込まれたディスクも存在する。


◇PCD(パーフェクト・コアディスク)

縺薙?諠??ア縺ッ謾ケ遶?&繧後※縺?∪縺吶?


◇リバーシブルモード

縺薙?諠??ア縺ッ謾ケ遶?&繧後※縺?∪縺吶?


◇ディスクドライブ

TKBに搭載されたコアディスクを読み込むための専用ドライブ。通常シングルドライブだが、2つドライブを内蔵したキーボードやそもそもドライブが内蔵されていない機種(キーボード内部ROMに書き込み済みや例外)も存在する。拡張スロットを使用しての増設が可能。基本的にコアディスクから読み込みしたデータは、キーボード内部の高速アクセスが可能なRAMに読まこまれる為、バトル中に頻繁にアクセスするわけではない。従来の回転式ドライブの機構と異なるため振動による影響がほとんど無い。

バトル中のディスク脱落を防ぐためにアナログな機構のディスクロック機能がついたモデルが多いが、近年のモデルは安易にディスク交換できないように分解しないとディスクが取り出せないモデルも多い。

また不用意に登録者以外がディスクを取り出せないようにするためにディスクロックが機能する。


◇リアルタイムキーマッピング

登録者の打鍵傾向等を予測して、より良い組み合わせのキーマッピングを「バトル中に自動で組み替える」仕組み。一部VSEのみ対応しており、登録者とVSE間での適応率によって効果が大幅に変動する。未熟な登録者の場合、まともに扱えない挙げ句、キーボード自体がハングアップする恐れがある。

さらにTKBハードウェア側でもこの思想を取り入れて、キー自体が任意の位置に移動するもの存在する。


◇登録者

TKBを使用する際にキーボードとコアディスクに使用登録(レジストレーション)をするためそう呼ばれる。安易に登録者は書き換えることができない。コアディスクが無い状態でレジストレーションを行うとTKBに制限がかかり、大半の機能が使用できなくなる。


◇リフレクションシールド

TKBの様々なバトル環境に備えて、キーボード自体を使用者にとって適正な高さまで浮遊させ机などの環境が整っていない状態でも打鍵できるようにするパーツ。シールドのデザインが、TKB本体性能に与える影響が比較的少ないので、様々なデザインのシールドが存在する。これが内蔵されていないキーボードは譜面台のような専用スタンドを用いる。増設も可能。形状が似通っているプロテクションシールドを一緒に貼り合わせることもある。


◇オートメーションジャイロ

リフレクションシールドを使用した際、手首の角度に合わせてTKBの角度を正確に調整するための機構。これがあるとより登録者が希望するポジションにTKBが追従するようになる上、手首への負担が軽減されるが、キャパシティとTKBの処理負荷がかかるのでなるべく登録者のスキルでカバーしたほうが良いと言われる。初心者や何かしらのハンデを追っている者向け。


◇キーグローブ・キーホールダー

TKBを使用する際に装着するハンドグローブ。装着せずともTKBは使用可能だが、負傷のリスクなどを考慮すると装着が推奨される。他にも装着により様々なメリットがある。

また、「TKB」を高次元デジタルデータに変換し、グローブ内に格納する技術も現在各ファクトリーで研究されている。これはグローブに限らず、アクセサリー等にこのような機能を埋め込む例もある(キー・ホールダー)。


◇オーバーヒート

激しいバトルゆえの打鍵でスイッチから発生した熱によりTKB本体がオーバーヒートになっている状態。通常はTKBの性能低下に繋がるが、熱を動力源に変換する機構が内蔵されているタイプのTKBはマグマ系スイッチ等を使ってオーバーヒートをわざと早めるようにする場合がある。内部シリンダーで圧を高めパワーを発生させるタイプのストライク系TKBフレームでは、通常使用では直ぐにオバーヒートしてしまうため、前述とは逆に冷却系のスノースイッチを用いて相殺させるテクニックがよく用いられる。


◇キーブレイク

キーキャップが破損する事。


◇キースイッチ

キーボードと登録者を結ぶための重要な入力の1つつ。押下時の圧感や打鍵音、機械式やデジタル系などスイッチによって様々な特徴がある。シャカリキ鍵盤道の世界では競技用キーボード以外、ほぼ独自規格のスイッチを使用しているので大枠の総称でしかくくることができない。

・オールラウンドスイッチ。

一般的なキーボードや競技用キーボードに用いられるようなキースイッチ。ただしTKBに用いるスイッチは軽量化された合金や高耐久性樹脂等が基本素材として使用される。可もなく不可もない安定した性能。キャパシティの圧迫率が低め。

TKBで使用されるキースイッチは押下圧が高ければ高いほどエネルギー内部変換効率が高く(そのような設計のフレームであればの話)、様々な具象化に長けるが登録者のスタミナが比例して削られる。ライトな押下圧であれば、素早い攻撃が可能だが、その分パワーのあるアクションは起しづらい。

・属性型スイッチ

内部に負荷をかけて熱を発生させるマグマ系スイッチ、気化冷却機構で冷気を発生させるスノー系スイッチ、モーターを内蔵し押下時に発電を行うボルト系スイッチ等など。キャパシティの圧迫率が高いので注意する必要がある。

・特殊型スイッチ

実はこのくくりが1番多い。かなり特殊な機構のスイッチ全般。スイッチとは言えないようなものもここに含む。タッチパネルや無段階スイッチ、多段スイッチ、グライドスイッチ、ジョイスイッチ等。特殊スイッチを内蔵したキーボードは、相当の鍛錬が必要な為、キーマッピングの鍛錬以上についこなすのが困難と言われるが想像を絶するタイピングスピードを発揮することが可能。


◇エンチャンター

サポート系の具象化をメインに行う登録者の総称。他のTKBに干渉し、スイッチ圧を軽くするための補助エネルギーを貸与したり、プロテクションを高めたりと様々な付加効果を担当する。稀にエンチャント系TKBとその他汎用闘激TKBを2台持ちして戦う登録者もいるが相当な修練が必要。


◇キャパシティ

TKBのフレームやXPBをもとに割り出される一台あたりの性能上限の事。スイッチやキーキャップ、その他拡張パーツをキャパシティオーバーしないように組まなければならない。基本的に数値化されないため、熟練の経験に頼るしかない。


◇MI(モア・インテグレーション)

登録者とTKB(VSE)のシンクロ状態がある閾値を超えた状態。登録者が「意識しただけで」キーに触れずともキーを押下することが可能になる、限界を超えた具象化が可能になる、TKB自体をリアルタイムにハードコピーすることが可能になる等、バトルフィールドをTKBを中心として強制展開・強制相殺する等、根本を覆すような現象が起こる。

だが、登録者やTKBフレーム、コアディスクに大きな負担がかかる為、非常にリスクが高い状態。

「黒い雨が降った夜」以降MIの発生は確認されていない。


◇黒い雨が降った夜

オマエハソレヲシッテハナラナイ


◇ファットボーイ系TKBフレーム

剛体性を超えた超耐久、防衝撃用に開発された特殊フレーム。ORIGINS CATSLEやGUARDIAN等に用いられているケースが多い。耐衝撃のためだけでなく、蓄積した衝撃を展開しさらに強固なシールドを展開できる機能を持つTKBもある。


◇ストライク系TKBフレーム

キーの押下によるパワーを伝導用ギアからXPB裏に内蔵されたシリンダーに蓄積、開放機能を割り当てたキーを押すことにより一気に圧を開放し、接触した物体に衝撃を放つTKBのフレーム。剛体性が非常に高いがインパクト時に操作を誤ると登録者の手首周辺の骨が骨折する恐れがある。インパクト開放用キーにはよく「SMASH」「BLOW」等が印字された赤いキーキャップが用いられる。このフレームにつけたスイッチは、押下圧が軽いものでも重くなる。


◇トランスフォーム系TKBフレーム

フレーム自体を根本的に違う構造に変形させる機構のフレーム。具象化とは異なり、変形処理での負荷がXPBにかからないアナログ構造になっている。


◇ファクトリー

いわゆるデスクワークに使用するキーボード以外のキーボードを整備、制作、販売を行う工房の総称。販売のみを行う場合は、ディーラーと呼ぶ。

競技用キーボード関連を表向きの生業としているが実情は、TKBを中心としたバトル鍵盤道の登録者達を支える重要な役割を担う。同じ町に2つのファクトリーが存在してはならないという暗黙のルールがあるがもちろん例外もある。

ファクトリーには必ず1人、ファクトリーヘッドと呼ばれる高等開発技術駆使する責任者が在籍しており、常日頃新しいキーボードの開発に注力している。

またファクトリーヘッドは、危険な思想の登録者が生まれてしまわないよう均衡を保つ役割を担っており、ある程度最低限のバトルスキルが求められる(技術力が特に秀でたファクトリーヘッドの場合、バトルスキルは免除されるが、代わりにマスターガードと呼ばれる登録者が側近として付かなければならない)。


◇ORIGINS

五鍵神が創造したFIVE STARSから直系派生したTKBキーボード達の総称。当初の設計思想を強く残したTKBで、現在では安全上懸念される機能(レッドゾーン)も多く、VSE上にリミッタを組み込みそれらの機能を制限した。各ファクトリーヘッドが独自の思想を込めて作り上げ、FIVE STARSから更に分岐された。

独自の設計思想は、ファクトリーヘッドによって異なる。


◇PRIMAL

独自思想のうちの1つ。FIVE STATSからの独自思想が色濃く残る設計思想。

最もオーソドックスかつ、シンプルな機構で組まれており、全てのポテンシャルが高い。汎用性も高く拡張パーツやインターフェイスの多さで想定ポテンシャル以上のスペックを発揮することも可能。

専任FH:アリエ、マルエリ

キーボード例:THE END(メザス)


◇BRAVE


◇GUARDIAN


◇MAGICAL、またはWIZARD

独自思想のうちの1つ。主に属性系のスイッチをコントロールすることに長けた設計になっている。


◇BOOSTER


◇BEAST


◇VENOM


◇OUTSIDE


◇TEMPEST


◇DUKE


◇UNKNOWN


◇FAB


◇CASTLE

独自思想のうちの1つ。GUARDIANと同系類。どのような位置からの攻撃、いかなる重さの攻撃さえも防ぐと言われる難攻不落の城と比喩されるTKB設計思想。

決して素早さは無いが、その盾の硬さゆえ、ときに大きな戦縋として使われることも。

登録者の身体的パワーが求められる場合もあるが、リフレクションシールドの利用で負荷軽減可能。

専門FH:縁、?

キーボード例:?、碁盤街


◇FIVE STARS

五鍵神が創作した5台のキーボード。基本的な構造(我々が思い描くキーボードとは全く異なる)は共通機構とし、それ以外の部分では、それぞれ干渉せず、独自の設計思想を組み込んだ。TKBとは呼ばずMKB(マスターキーボード)と呼ぶ。

この世界の始まりと終わりを司る"キー"ボード。


◇マスターキーホール


◇五鍵神

TKBの基本的思想を設計した偉大なる存在。


◇ヘブンズゲート

最後の楽園へ繋がると言われる扉。


◇バナホルダー

知る人ぞ知るTKBメーカー「バナルテック」の販促用グッズ。カクカクしたバナナがついているキーホルダー。現在バナルテックは事実上解散しているのでバナホルダーはデッドストック品のみ出回っている。


◇エンドゲーム

終わることない始まり、と言われているが概念としては謎が多い。近くに見えるが、それは近づくと遠くに見える。だが、気づけばいつも近くにエンドゲームは存在している。


◇EKA(エクスクルシブ・キーボード・アーマー)

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