【まとめ回】ここのか教室その3!(読まなくても問題はありません)

マロン「ほ、本日皆様にお教えさせていただくマロンと言います……」

マロン「わ、わかりにくかったらごめんなさい……で、でも一生懸命説明しますので……!」

マロン「え? うん……と、とりあえず今日の時間割です……」


【時間割】

SHR

一時間目、LHR

二時間目・三時間目、体育座学

四時間目、生物学

放課後


マロン「今日は四限授業のようですね……短くて助かりまし……な、なんでもないです……!」

マロン「うぅ……ほんとに私で大丈夫なんでしょうか……」

アリサ「と、とりあえずはじめていきましょう……!」



〔SHR〕

マロン「今日は既に物語上に出てきている神獣様たちの紹介です。」

マロン「名前だけの方は申し訳ないですが紹介できないんです……ごめんなさい」

マロン「それでは最初に出てきた騎士王様から順番に……」


アルフォンス

『二つ名』騎士王

『統治区域』星屑の降る丘地方

『拠点』戎跡柴炭・アルフォンス城

『年齢』五百程か 『性別』男

『種族』オーディン

『生年月日』親類縁者以外に教えたところで何があると言うのか

『身長』343cm

『髪色・髪型』肩ほどの長さの白髪

『瞳の色』黒

『使用武器』武を極めんとする者はおのずと万の武器に通ずるものだ

『趣味』自己鍛錬、座禅

『好きな食べ物』パン

『好きな曲のジャンル』クラシック

『嫌いな物』諍い

『回避力』S 『素早さ』A 『技術』SS

『魔力容量』B 『魔術センス』B

『種族スキル』

《不老不死》神獣の力たる一端。決して老いることはなく、生命が尽きることはない。

《祈法》祈りの力。天よりの啓示を受ける。

〈一心同馬〉馬術において彼の者等に並ぶ者無し。馬は一人を主と定め、死まで従うであろう。

〈馬上武器の極み〉馬上と地に何ら変わりはない。馬上であっても地に足を付けている時と同じように不自由なく武器を扱える。



碌星(ろくせい)

『二つ名』角王

『統治区域』なし

『拠点』根無し草

『年齢』いくらかは知らぬ 『性別』オス

『種族』鹿(神鹿)

『生年月日』鹿に生年月日という概念は無い

『胴長』183m

『毛色』茶色のにカモシカの如き白いタテガミのような毛、そして黄金に輝く冠

『瞳の色』黒

『使用武器』角、脚

『趣味』酒造り、世渡り

『好きな食べ物』果物

『好きな曲のジャンル』草笛の音

『嫌いな物』火、鼠

『回避力』B 『素早さ』S 『技術』A

『魔力容量』A 『魔術センス』A

『種族スキル』

《不老不死》神獣の力たる一端。決して老いることはなく、生命が尽きることはない。

《祈法》祈りの力。天よりの啓示を受ける。

《有蹄類の歩法》いかなる悪路であろうと彼らの歩みを止めることは不可能である。


酒呑童子

『二つ名』夜叉、羅刹

『統治区域』永夜の山麓地方

『拠点』魔法都市エキドナ・羅刹劫宮

『年齢』千年と幾らか 『性別』男(女)

『種族』鬼

『生年月日』雷月二十一

『身長』十尺二寸ほど

『髪色・髪型』白の短髪

『瞳の色』紅蓮

『使用武器』鬼にゃ金棒、あとは呪符

『趣味』酒盛り、宴、喧嘩(お茶飲み)

『好きな食べ物』好き嫌いなくすべてが好物。残しやがったら半殺す。(非時香木実(ときじくのかぐのこのみ)

『好きな曲のジャンル』宴会向けな歌

『嫌いな物』鵺、鼠、ノリの悪い奴

『回避力』A 『素早さ』A 『技術』SS

『魔力容量』B 『魔術センス』B ※『呪術センス』SS

『種族スキル』

《不老不死》神獣の力たる一端。決して老いることはなく、生命が尽きることはない。

《祈法》祈りの力。天よりの啓示を受ける。

《呪法》恨めば怨むほどに力が増す。だが極めし者は常態でも法を操るものだ。

《怪力乱神》巨人をも圧倒する絶大な剛力。


マロン「以上の三柱の皆様ですね……」

マロン「神獣様達にも戦闘の得意不得意、統率力があるのかないのか……など」

マロン「様々な違いがあるためこういったことを研究している方々の間では、何を基準に神獣に選ばれるのかとよく議論されているそうですよ?」

マロン「……うぅ頭が……」


〔二・三限目、体育座学〕


レイラ「皆のアイドル、レイラ・ホープでっす☆」

レイラ「なーんてね。とりあえず座学でもしましょうか。……でもまぁ、私は教えるの下手だし、このプリント読んで勉強してねっ……ごめんネ☆」


『七法という術は天が我らに与えた七つの技の事である。それらはさらに「陽相(ようそう)」の四つと「陰相(いんそう)」の三つに分かれる。一般的に陽相とは自然や我々ヒトといった一つの環境に近い性質を持った技と言われ、逆に陰相は環境に必ずしも悪いものではないが行使することで何らかの影響を与えうる技の事をいう。

 七つの技に強さや利便性などにおいて優劣を付けられているわけでは無いのであるが、伝承の中では陽相と陰相ごとに二つの位階に分かれている。これらは学者間において様々な説が論じられているが、技の特徴における神性の高さ、もしくは技がいかに陽に、陰に近い業なのかという区別によって分けられているのだろうという二つの説が有力である。


それではそれぞれの技について説明をする。


https://14893.mitemin.net/i214334/


・陽相一位

「花法(花祝)」

 天の花々の祝福を受け、花の特性に応じた能力を発揮する。つまり花の騎士達が使う力のこと。万物を自在に操り、主管下におく属性系の法において最も神性の高いとされる物。実在していなかったが、存在はしていた新しい力。

「祈法(祈祷)」

主に神獣達が行使するとされる能力。いわゆる神託や未来予知とも言えるもので、意識的に発動出来るものでもなく直感的にこう行動するべきと悟るだけである。しかしその直感に従って行動すればほぼすべてが善い方向へ進むとされるため、神獣や天の花々への信仰を集めることに一役を買っている。


・陽相二位

「召法(精霊召喚)」

 花々が創りたもうた自然万物と密接な関係にある精霊という、ヒトとも動物とも違う別次元の生命体と契約、使役して万物を間接的に操る力。精霊一体の力は非力で、さらに普通はヒト一人につき多くとも数体程度の精霊としか契約できないため、大した能力は発揮できない。しかし塵も積もれば山となるという言葉もあるように、数百・数千という精霊と契約できれば……。

「行法(五行)」

 いわゆる陰陽五行との直接的な関係はなく、その性質を五つの元素である木・火・土・金・水という言葉に当て嵌めている。木は変幻自在の植物の如く物を化かす力。火は全てを焼く業火の如く一時的に筋力を高める力。土はどのような変化も受け入れる大地の如く、土くれの形を変化させて新たな形の土くれを作り上げる力。金は金属という非自然的な硬度を持つ物体の如く、物の硬度を高める力。水はどんな物質をも馴染ませる水の如く、周囲の環境に自身の気配を似せる力。どちらかと言えば前向きな感情から発生する力で、同じく感情から能力を発揮する陰相の呪法とは関係性が深い。


・陰相一位

「魔法(魔術)」

 すべての万物に内在するマナを操り、虚像(エフェクト)と結果を作り出す力。マナは精霊が作り出していると言われているため、二つは密接な関係にある。魔法の発動にはルーン語という特殊な言語を用いて行使するもの、魔法陣を介して魔法名を唱えることで行使するもの、脳内に虚像の様子を思い浮かべながら効果や消費する魔力などを口で唱えながら行使するもの。という三つの方法が魔術において一般的である。他の力とは違って才能の差異はあるとはいえ、魔力を持っていれば誰にでも行使できる力であるため最も一般的な力である。

「呪法(呪術)」

 ヒトの、主に負の感情から生じるエネルギーを用いて行使する力。紙に紋様や文字を書き、呪符と言われる札を作って力を使う。同じ感情から生じる行法とは関係性がある。呪いという言葉通り、人体や環境に悪影響を及ぼすような術が多いとされ、世間一般的なイメージは良くない。五行と比べれば自由に術をつくれるが五行と同じほどの才能の持ち主の稀有さと、魔法と同じかそれ以上に新しい術を作るのが難しいため発展は遅々とも進んでいない。


・陰相二位

「霊法(降霊術)」

 あの世の霊を現世に呼び、憑代に宿らせたり対話する。悪霊をあの世に還す等の多岐にわたる霊に関する力の総称。霊とは死者の魂のことであり、過去にこの力を発揮出来た者は降霊術師(シャーマン)やイタコと呼ばれ崇拝されていた。現在は黒花獣の幽霊(ファントム)が出現したことによって迫害され、技術が途絶えた過去のものとなってしまった。しかし今でも、霊を目で見たり会話を交わすことが出来る才能を持った子が生まれる。』


レイラ「まぁこういう感じなんだよー」

レイラ「どんなに優れたものでも必ず栄枯盛衰はあって……魔法学は科学と共存をして、いまだ発展し続けてるけど、霊法のこととか他人事には言えないんだろうね……」

レイラ「まぁ私達がどうこう考えたところで、何かできるわけでもないんだけどねー」

レイラ「時の流れ程に強力な暴力はまたと無い。っていう角王様の言葉があるけど、こう考えるとたしかにそうだなぁってなぁ思う私でありまする」


レイラ「おっ、二時間目も終わりかな~?」



〔生物学〕


レイラ「引き続き私だよー!!」

レイラ「私が祝福を受けた大地花が司るものと言えばぁ……? そうっ! 岩と骨!」

レイラ「……うん、たしかにアイドルなのに岩はともかく骨ってどうなのとは自分でも思うけどね? ドウシヨウモナインデスネーあははー」


レイラ「まぁ……唯一生命を生み出せるのはアルマス君の樹草花くらいだけど、動物に一番近いのは大地花だからねぇ。この教科はあってると思う」

レイラ「安定のプリント授業なんだけどね!」


『この世において生物は大きく五つに分類される。例外を含めるならば、八つにもなるが。


 ・植物

 ・精霊

 ・動物、獣、微生物(虫等も含む)

 ・魔獣

 ・幻人類

 ・神獣

 ※精霊

 ※黒花獣


 この中から今回はこの中で魔獣、幻人類、神獣、黒花獣について説明していく。


【魔獣】

 動物が魔力の影響を受けて凶暴化、巨大化。もしくはなんらかの特殊能力を得るか、幻人類にも勝るとも劣らない知能を持つようになった生物。つまり動物や獣という存在から進化・逸脱した生物のこと。

幻人類との違いと言えばより野性的で動物に近いという点である。とは言うもののそもそも幻人類と魔獣に分類学上大きな差異はなく、研究者達の間ではいまだに大きな問題として存在しているのが現状だ。


【幻人類】

 ヒトとも言う、つまり我々の事を差す生物学上の名称である。動物や魔獣にも近い見た目でありつつも言語を介し文明を築きあげたため、同じような知性や理性を持つとされる人間と差別化するために作られた言葉。

 魔獣がさらに進化して幻人類へと昇華したという研究報告もあり、我々に関することも未だにわからないことが多い。


【神獣】

 各大陸に複数体ずつ居るとされる絶対的統治者達の総称。それぞれの神獣はどれも魔獣や幻人類から天の花々の力を得て進化した存在とされ、元の種族がすべて異なる為に同じ姿を持つ者は居ない。どんな者が神獣へと進化するのかは不明であり、その能力から絶大な信頼を得てはいるものの未だ謎の多い存在である。


【黒花獣】

 約一世紀前、突如として現れた幻人類の天敵にして悪しき生物達の総称。中央大陸では各地方ごとに一種類ずつの黒花獣がはこびっており、一説には“黒堕の塔”から生まれた生命体なのではないかと語られている。しかし何故急に現れたのか、何故幻人類たる我々を襲うのかはわかっていない。』


レイラ「こんな感じっすよ」

レイラ「そもそもまとめ回だからねー。目新しい情報が無いのは仕方ないよねん」

レイラ「え? メタいって? ごめーんネ☆」

レイラ「そいじゃま、マロンと変わりましょうかね~。じゃあみんな、バイビー!って古いかな?」



〔放課後〕


マロン「レイラと変わりましたけどもう学校終わってるじゃないですかあ!!! レイラの馬鹿ぁ!!」

マロン「うぅ……がんばって説明しようと資料までまとめたのに……こんなところで虐めなくてもいいじゃないですかぁ……!」

マロン「……? これは?」

マロン「なぜ皆さんの日記がこんなところに……」

マロン「えぇ!? これを見せるんですか!? ……うぅ……私が進んでやったんじゃないってちゃんと言ってくださいね……?」


【とある日のリリアの日記】

 今日は色んなことがあった。というかありすぎた。心ぞうに悪い。何日かじゅみょうが縮んだかもしれない。

 そもそもアルマスがイケメンすぎるのだ。なんであそこでわたしを自然に“お姫様抱っこ”(ここ重要)出来たのかわからない。恋愛小説だとよく見るコーケイだけど、じぶんがされるとあそこまでドキドキするものだとはおもわなんだ。思い出すだけで恥ずい。

ほかの七人に姿を見られなかったのが不幸中の幸いってやつなのかもしれぬ。女の子のあこがれとはよくきくけど、される側からすれば頻繁にやられたらしにそう。

   (中略)

 それにしても、今日習得した新しい花の技はなんなのだろう。今の所ファントムとヒトを判別するぐらいしか役目が無い気がするのだけど。マロンちゃんの言うことにはまほーに転用できそうとのことだけど、わたしには良くわからない。後日マロンちゃんに聞いてみようかなと思ったりしてる。

    (以下略)


マロン「うわぁ……り、リリアちゃんいつのまにお姫様だっこなんて……わたしも、ちょっとされてみたい、かな……?」


【とある日のアリサの日記】

 本日は晴れ。冬に入ったが本日は過ごしやすいあたたかな日だった。起床時刻は六時。レオンが朝食を作っていたので挨拶をしてから朝の日課のランニングをしに運動場に向かう。アルマスが俺より一足先に朝の運動をしていたので、軽く走って腹を空かせるためにちょっとした模擬戦をした。他のヒトが途中で来てやめたので決着はつかなかったが、続いていれば俺が負けていた。やはりアルマスは強い。しかし盗める技もあったので取捨選択しつつ型を昇華させねばなるまい。

 (中略)

 ところで夜に珍しく星空が見えていたため、久しぶりに星空を見ようと外に出た。そこでばったりゼルシエとあったら何故か随分とどぎまぎとしており、というか執拗に俺から顔を逸らしてきた。とりあえず彼女が座っているベンチの隣に腰を降ろしたが、良く考えると彼女の髪は濡れたままだった気がする。風呂上りで来たのだろうか。水氷花の騎士らしく冷気は効かないらしいが、良く考えれば良い力だなと思う。俺のは機器の充電をするぐらいだ。

 しかし星空を眺めていたゼルシエは綺麗だった。マロン達も綺麗な顔立ちをしているが、やはりゼルシエが一番きれいなのではないだろうか。何気なく素敵な女性だと素直に言っただけなのだが急に顔をぶたれて帰ってしまった。何故怒ったのかわからないが、明日は朝イチで謝りに行こうと思う。


マロン「え、えっと……これって……もしかして、アリサさんも?」


【とある日のマオウの日記】

    (略)

 ジュールの野郎の頭を回し蹴りで蹴飛ばして倒した。相変わらず弱い。今度の体育祭とやらでアルマスを煽って戦うとする。久しく黒花獣の奴らとの戦いをしてないっつーことを考えれば、たまにはマジに動かさねぇと体がなまる。雑魚じゃ訓練にもなりゃしねぇからな。せめてジュールのクソボケが学習能力でも身につけりゃいいが……鶏レベルの頭の悪さに期待する方が間違ってるな。

 アリサが機械でなんか弄ってたのを見たが、やっぱ訳がわからねぇ。あんなちまい機械をよく弄れるもんだ。恐ろしく柔いくせにたけぇ物体。俺ならイライラしてすぐにぶっ壊しちまうな。こまごまとした作業はやっぱ他の奴に押し付けるに限る。

    (以下略)


マロン「ま、マオウさんらしい日記……です……いえ、あ、あの……コメントに困るというかその……」


【とある日のアルマスの日記】

 やはりマオウの奴は強かった。古龍の攻撃力もさることながら、拳闘士でもないのに流れるような動きで攻撃してくる。金狼様を除けばマオウが殴り合いの中では一番強かったかもしれない。無論、族長や猫の村の村長とその妻のヒトも十二分に強かったが……技術面を凌駕する肉体性能というのはやはり驚異的なものと言える。

 以下、マオウとの戦いの中で反省すべき点と特筆すべき点をあげる。

     (以下略)

PS.試合が終わった後、ミイネの奴の目線が怖かったのだが先ほどから寒気ばかりする為に嫌な予感しかしない。ひとまず明日問いただそうとは思うが、自分がダメージを負う事を覚悟するべきだろう。


マロン「……ちょ、ちょっと待ってください! なんでアルマスさんのこのページ読ませた後にミイネちゃんの日記読ませようとするんですか! あ、ちょっとやめ……」


【とある日のミイネの日記(報告書)】

 控えめに言っても最高の一日でありました。

 本日は体育祭。という行事であったそうで、主人様(マスター)達の皆様は動きやすい恰好をしていらっしゃいました。リリアお姉様はいつもと変わってジャージと呼ばれるズボンにウインドブレーカーと言う上着を身に纏っていました。いつもの恰好とは違って露出は少ない物ではありましたが走っている最中のリリアお姉様の下半身は、ジャージというものが風の影響を受けてピッタリと足の形になっておられましたのでとても良い物でした。しっかり記憶ファイルにその光景を保存しております。

 シャルロッテお姉様がマオウ様にアイスを食べられたと怒り、暴れないように抑えていてとゼルレイシエルお姉様に命令されましたので、後ろから羽交い絞めにいたしました。シャルロッテお姉様にはもうしわけありませんでしたが、怒りによって我を忘れていると見られる方より、冷静な方の命令を聞くようにと仰せつかっていたため仕方がなかったのです。

 それにしてもシャルロッテお姉様はとても体が小さく可愛らしい方だと、暴れてらっしゃるところを抑えていて思いました。胸が小さいことをご本人は嘆かれていらっしゃいますが私はそうは思いません。シャルロッテお姉様の少女然としたきめ細やかな肌にしなやかな肢体はとても素晴らしい物です。ゼルレイシエルお姉様のように大きな胸も大変に魅力的ではございますが、やはり身長と身の丈にあった大きさが一番なのだと私は思うものです。

     (中略)

 男の素手喧嘩祭りという競技にてマオウ様とアルマス様が殴り合っていらっしゃいました。お二方とも、冬だというのに汗まで流しての殴り合いです。男性の友情というものでしょうか。

とても美しいです。大好物です。主人様達に同じ趣味を持っておられる方がいらっしゃらないのが残念でなりません。攻めと受け……妄想という機能は残念ながら持っていないためそこをうまく考えられないのが悔しいことです。博士のように知恵のある方を見つけたら是非その機能を付けてもらいましょう。これは大事なことですね。〇を付けておきます。

 それにしても主人様達以外の男性も女性もまったく駄目駄目ですね。全然魅力を感じません。何故こんなに線引きに引っかからないのでしょう。やはり主人様達は素晴らしいジン物なのですね。世界を救う英雄であり最強の八人の御方ですから、主人様達に仕える私も誇らしいというものです。私のような欠陥品であろうとも優しく接してくださる主人様達のことは、何があろうと大事な存在であり続けるのでしょうね。これが大好きというものなのでしょうか。これは記録を重ねて考える必要がありそうです。


マロン「…………」

マロン「いや、最後、ミイネちゃん良い子なんですけど……ね? その……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

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