夜明け前の歌
@aiko356
プロローグ
ここ、アルティーナ王国は【歌の王国】と呼ばれている。そして、そんな王国の第一王女でもあり、歌でとある能力を使うことが出来るリルティア。
これは、そんな彼女の運命の物語。
自室の部屋の窓から差し込む光で彼女は目覚めた。綺麗な空色の髪に青い瞳。そんな彼女こそがこのアルティーナ王国の第一王女リルティアである。
そして今日はリルティアの誕生日である。その為、王都では朝早くから多くの人の賑わいで溢れていた。
「今日は快晴ね自分の誕生日が天気が悪い日だったら嫌だもの」
リルティアはベットから起き上がり、カーテンを開けてそう言い着替え始めた。
一方、リルティアの騎士であるグリスはリルティアの誕生日パーティーが行われる会場の警備をしていた。
「今日は天気が凄く良いな。ハリア」
グリスの隣に立っている茶髪の男を見てグリスがそう言えばその男は少し笑ってグリスを見た。
「グリス先輩。何か今日は凄く嬉しそうですね」
グリスと同じくリルティアの騎士であるアルスがそう言うとグリスは首を傾げそうか?と返事を返した。
因みにグリスとアルスは王立騎士学校からの付き合いで先輩、後輩という仲である。
「でも、あれだな。お前のその先輩呼びは抜けないな」
「あーまあ、言い慣れてますから。タメで良いって先輩は言ってくれましたけど無理そうです」
「そうか…」
しかし、彼女は知らなかった。
自分の誕生日の日が人生で一番忘れられない日になることを……
夜明け前の歌 @aiko356
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。夜明け前の歌の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます