第14話 さい しゅう かい


 ガルマの尊い命を引換えに、俺はジョニーを倒すことができた。


 そして、中ふ頭のポラメニアンとともに魔王城に飛び込む。



「即死太郎。吾輩はどうやらここまでのようです」


「どういうことだ」



 今まで俺をそのたくましい筋肉の上に載せてきてくれたホモ版ヨッシーである中ふ頭のポラメニアンは苦しそうな顔をしていた。



「頭悪いの?」


「ネタが分からない方のために説明すると、『キディ・ガーランド』ですぞ。作者はオープニングをみぬるーずが大好きなのですぞ」


「やめろ、中ふ頭のポラメニアン! しゃべるんじゃない!」



 中ふ頭のポラメニアンの顔色はどんどんと緑色に変わっていく。



「白石稔殿だから、み・ぬるぅーずなのです……」



 中ふ頭のポラメニアンは自分の命を顧みず、俺に何かを伝えようとしているようだった。



「吾輩は、実は、昔、即死太郎様に助けていただいたよっしー……」



 ばたり。



「おい、目を覚ませよ!中ふ頭のポラメニアン!せめて重要な話なんだから、最後まで言えよ!」



 そんな、読者のために史上最高のアニメ、きでぃ・がーらんどの説明をしたがために……



「いや、よく聞いてると、そいつ、ただのよっしーみたいだぞ。一度死ね」


「中ふ頭のポラメニアぁあぁあぁあぁあぁン!」



 まさか、こんな中途半端な所で、唐突に今作のヒロインを失ってしまうだなんて……



「ちなみに、死因はきれぢによる急性なんとかなのですぞ」


「メテオ攻略の鍵。それは――」



 中ふ頭のポラメニアンは天に上り、一つの星座となった。


 史上最高のヒロインは神話となったのだ。


 星空の元から語りかけてくれた中ふ頭のポラメニアンは俺にメテオの攻略法を教えてくれた。


 おれたちの たたかいは これからだ


 しかし、意外と終わらない小説だな。


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