タイトルなんてお前が考えなさいな
チャッチャラバベ太郎
第1話 @wawaRuM971 -①-
俺には名前などない。
いや、そもそも名など必要としていない。
俺が俺であることは俺が証明している。
それは誰にも否定させない俺の信念に他ならない。
「ママ〜。アレ何?」
「うわっ汚なっ。……アレは触ったらダメな奴よ、早く行きましょう」
……だが他の奴らに噛み砕いて言うならば俺は犬のウンコという名らしい。
「の」という他人、いや他犬前提の呼び名は気に食わんが呼ばれるものは仕方ない。生まれた時のことは覚えていないが犬め、産んだのなら育児放棄するなと言いたい。親とも思っていないがな。
とりあえず俺は今日もハードボイルドに生きるぜ…………
「アニキ〜〜〜〜!」
「おっ、はむらやんじゃねえか。今日も女臭え匂いしてんな、昨日は何人抱いた?」
「ざっと114514人っす!」
「オイオイ底なしだな!」
俺たちが下らない下ネタで笑っていると突然泣き声が聞こえてきた。
「ママ〜〜!ママ〜!」
「あれ、さっきのガキじゃねえか。オカンは何して……」
次の瞬間、目に信じかだい光景が飛び込んできた。
「オイ姉ちゃんよお、黒塗りの高級車に追突してしまうってことがどういうことか分かってんのかい?」
「ひ、左手が当たっただけじゃ…」
「あ゛あ゛!?生意気言いやがってこのメスガキが!俺は暴力団「型竹」の谷岡だぞお!これは示談としてキングプレックスでアイドル枕営業してもらわなあかんがなあ!」
車の主、暴力団員谷岡が脅迫という名の示談の条件を胸ぐら掴んで喚いていたのだ!!
「…おい、金と女、どっちをとる?」
「女っすアニキ!」
「さすが俺の1番舎弟!」
俺たち2人は真っ先に谷岡に突撃した!
「あ゛!なん、うわああああ犬のウンコが動いてるううう!」
ベチャ!
俺が谷岡の顔面に飛び移り、奴の戦意と視界を奪う!その隙にプレイボールで女の扱いに長けたはむらやんが母親を救出権エスコートをする!
「こ、このやろう!」
谷岡がへなちょこパンチを放つが方向も当てずっぽうで一人ですっ転んでしまう。
「トドメだ!はむらやん!ゲッター、バロムクロス!」
「チェンジ・フュージョン!」
「「相互合意!」」
《ナレーター「説明しよう!彼ら2人は合体するとなんだかとってもすごーい変身をして最強の力を手にするんだ!ちなみに変身は毎回ランダムだぞ!」》
「マキシマムクロックナックル!」
「あんぎゃー!」
指定暴力団員谷岡、爆発!ナムザン!
「貴方達ステキ!抱いて!」
「「おっと奥さん、旦那を大事にしてやんな。それに子供が泣いてるぞ」」
(合体時は2人の声が重なる)
「はっそうだったわ!瑠奈、大丈夫……る、瑠奈…?」
「「な、なあ!?」」
俺たち3人は驚愕した。突然、瑠奈と呼ばれた幼女が空中で逆さまに浮いているのだ。しかも、スカートが重力に逆らっている。
「「な、なんだこの現象は…まるで意味がわからんぞ!」」
「そうだろうね。暴力と男気しか能がない君達ではこの現象は解明できない」
「「んだと!?っ、お前……生きてたのか、明晰夢コヤン!」」
突如発症した幼女ドスケベ大人化現象と謎の人物、明晰夢コヤン!彼らの物語はどこに転がっていくのか!
つ・づ・く!
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