F.仲間にしてあげますか?(5分)

仕事からの帰り道。Fさんの目の前で大きな音がして、少し先を歩いていた部活帰りらしい自転車が、横合いからの車に突っ込まれて民家の塀に押し潰されていた。

運転手は気絶しており、周囲に人影は見当たらない。

信じられないほど細い車と塀の隙間に下半身を挟み込まれた少女が、血を吐きながら静かにこちらを見ている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る