O.パシり(5分)
Oさんは休み時間に教室を出たところで、昨年担任だった社会科教師にダンボールを渡され、準備室まで一人で運ぶよう指示された。
不満に思いつつも、ずしっと来るそれを上階の社会科準備室まで運ぶ。
適当な机の上に置いたところで、もともと閉じられていなかったダンボールの蓋が開く。
中には何も入っておらず、再度持ち上げてみても、空のダンボール以上の重さは感じない。
そういえば、あの元担任は先月交通事故で亡くなったのだと思い出す。
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