※タイトル通り落書きです。への応援コメント
TwitterのRTタグから来ました!
練習用の落書きと言われてますが、そういうレベルではないですね。
スゴいです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
感想ありがとうございます。
励みになります!
※タイトル通り落書きです。への応援コメント
丸尾累次様
はじめまして、中村尚裕と申します。
Twitterより、気軽な練習短編と伺って参りました。
なるほど、これは練習とは申せ、気合いの入った〝落書き〟と拝察します。
ここは私も自己流で。
『雷帝!』
相手と眼が合う――その瞳。
『雷帝!』
眼力。獲物を定めた狼もかくやという、それは闘志。
『雷帝!』
寸刻までの印象を裏切る、それはまさしく闘士の眼。
『雷帝!』
ひとたび眼力を緩めたなら、その容姿に思いを及ぼすこともあろう――見目麗しい女闘士。
『雷帝!』
癖の強い黒髪。引き締まった身体を包む、小麦色の肌。そして何より、その相貌。
『雷帝!』
だがその身のこなし、決然たるその表情、そして、その眼。
『雷帝!』
相対する陽太とて少なくない場数を踏んでいる。ならばこそ相手の闘志を読み取れもする。
『雷帝!』
相手の二つ名を否む理由はない。〝雷帝〟と呼ばれるに相応しい闘志は、紛うことなくそこにある。
なればこそ。
「怒りの精霊よ――」陽太が構えつつ声を低める。「――我に仇なす者へ、燎原の一撃を――」
〝降霊心言〟。言霊が身体に精霊の力を宿していく。
「雷の精霊よ――」雷帝の口にもまた言霊。「――我が敵へ、紫電の一撃を――」
睨んだ。闘志が交錯する。
『――与えよ!』
同時、二人の身体に力。みなぎり、満ち溢れ、はち切れ――んばかりの勢いを押し留める。
心を呑み下さんばかりの怒り。滾り狂うその力。知っている――呑まれたその場で負けは決する。
摺り足を前へ。両の足先で地を捉えたままにじり寄る。間合いを探り、肝を試しながら、また前へ。
互いに相手の気を削る。また前へ――ほぼ中央。
――と。
弾けた。踏み込む。貫き手――同時。
視る。狙いは――互いに眉間。衝き切れない。
外す。互いの殺意がかすめて頬――そこへ。
詰めて間。闘志。陽太が右膝――を繰り出しかけて留まった。
唸る。雷帝の右足先。狙いを悟る――陽太の左脛。
軸足、咄嗟に地を蹴る。陽太が上体を前上方へ投げ放つ。雷帝の爪先が斬って空。
陽太もただでは終わらない。
すれ違いざまに伸ばして右手。五指に力――鉤爪もかくやと狙って雷帝、右の頬。
衝き上げ。雷帝が腰を落としざまに下から掌底。陽太の指が斬る――黒髪一本。
突き抜けた。両者がすれ違う。勢いそのまま右肩から前転、地に右足――溜めてバネ。
半身、左回りに視界端。捉えた雷帝が――地を這うように左回り。
来る――低空を刈る回し蹴り。
陽太が伸びる。常人を離れた力に任せて右足、蹴り放つ。直後、間髪の差で雷帝の足。その直上、陽太が背からトンボを切り――雷帝の背後へ右踵。
そこで雷帝、やはり力に任せて横へ跳ぶ。そのまま左。
陽太の踵が空を斬る――かに見せて。
地を踏む。蹴った。横へ跳ぶ。雷帝の背を追いかける。
と、このような殺陣を考えてみました。
一撃一撃を放って終わりにさせず、次の手に繋げていく流れですね。
また、踏み込みも強く意識しています。強い一撃、さらには長いリーチを狙うなら、深い踏み込みは外せません。
またリーチを狙うからには、拳よりも先に到達する貫き手を選択してもいます。
さらには動きを平面上に限定させず、上を下への空間戦を狙ってもいます。これは格闘の基本に数えられるロー・キックを狙った動作、これを組み込んだ結果ではあります。これをかわすには上へ逃れるしかない――という計算も念頭にあります。
総じて〝技の応酬〟というより〝流れる攻防〟という形の殺陣となっております。
ご参考になれば幸いです。
お互い頑張って参りましょう。
それではまた。
作者からの返信
>中村尚裕さん
ご感想ありがとうございます。
いやはや自分など足下にも及びませんぬ(;´Д`)
微細な表現、お見事でございます。
なんかこうもっと噛み砕いたり、読みやすくしたり……とやり口をとにかく色々変えて、今より良くなったらいいなぁ~とは思います。
(最もそこに苦慮してるんですけどもw)
ともあれアドバイスありがとうございます。
お互いに頑張りましょう!
※タイトル通り落書きです。への応援コメント
戦闘描写はどうすればいいかといつも考えていた時に、Twitterで見かけて、拝見させていただきました。
リズムのある文体がよかったです。
読んでいて熱くなれました。
勉強させて頂き、ありがとうございます。
作者からの返信
コメありがとうございます‼️
自分も勉強のつもりで書きました。ホントは続きが書きたい(構想自体はある)んですが、いかんせん時間がggg……
ともあれありがとうございました。
自分も落書きと切って捨てたので、そのつもりで練習がてらお書きになるといいかもしれません。