第50話 『少し不運なやましん』

 この世の中は、かなり、たまたまの確率で動いてしまうので、出合い頭に衝突したり、穴に落っこちたり、飛行機同士がぶつかったり、ほんのちょっとで大事故は起こらなかったことなど、多々あるでしょう。


 実際は、難を逃れた場合の方が、多く存在するのでありましょう。


 しかし、『運が良くない』というのは、実際あります。


 やましんの場合、むかしから、食堂で存在を忘れられる、お弁当屋さんで目の前にいるのに、またく透明のように無視されてしまう、注文してても、順番からいつのまにか外されて、何時まで待ってもできて来ない、やましんのまえで、コンビニの機械の印刷紙がなくなって、30分後に又、どうぞになったりする、さらに、盗難防止の警報がたびたびなる。(悪いことしてません!)


 今年は、お隣の新築に合わせて、おうちの境のフェンスの工事を頼んでいたのですが、(ちょっとだけですが・・・)基礎工事だけしたあと、半年も忘れられていたらしく、先日会社にお電話したら『え? そうですか?』と・・・・・。請求も来ないけど。完全に忘れられていたことは、明らかですな。


 本日は、またまた本屋さんでお買い物の後、警報装置が鳴りまして、一時身柄の確保。


 結局、原因はお買い物したレジ袋にあり、店員さんが、清算した商品に『ありがとうシール』を、貼り忘れていたことが判明して、無事解放となりました。


 謝罪されてしまたのは、当然ですが。


 しかし、やましん、これが、わりと、良く起こるのです。


 実際は、シールの貼り忘れか、データ処理のミスなのですが、やましんは、相手の方のミスを誘発しやすいらしいのか?


 困るのは、買い物してない場合も、あったことです。


 何回かやり直しになり、もちろん、パスするので、それ以上難しくなったことはないのですが、なんか、恥ずかしいですよね。


 それで、お客様から苦情が来て、かなりの大もめになったという事例も聞いたことがあります。


 かつて、お詫びをなさった店員さんによれば、携帯電話や、スマホなどが反応する場合や、誤作動が、ちらほら、あるんだそうです。(ちょっと、昔のことです。)


 しかし!


 やましんは、昔、言われたことがあるのです。


 『あなたの身体からは、機械などを狂わす気が出ているなあ。ただし、人前でいっちゃだめだよ。ここ、🧠👈、疑われますから。』


 あれから、何十年、まあ、もういいか。


 しかし!


 これは、それだけではないのです。


 職場でも、やましんが触った機械は、確かに、すぐに狂う。


 最新のコピー機が、あっというまに、なぜか、動かなくなる。


 パソコンがおかしくなる。


 ま、やましんが、間違えたケースが、絶対にない、とは、申しません。


 なんせ、最近の事務機械は、機能が複雑怪奇で、まったく手に負えない。


そのくせ、紙代がかかるんだから、ミスするなあ! としかられます。


 コピー一枚するのに、なんで、こんなにいっぱい、存在しないボタンを、押さなきゃならないの?


 昔の機械は、おおまかだけど、単純でよかったなあ。


 ファックスなんか、第一、そうは、無かたし。


 コピーの、枚数間違えるのは、機械さんの方だったもの。


 パソコンもわーぷろもなく、きこきこ、ガリ版、削ってた。


 時間はかかるが、時間に潤いがあった。


 しかし、いまや、個人情報の流出など、ミスしたら、すべてが人の間違いであり、厳しく断罪されますから、注意のうえにさらに注意しなければならないのです。


 こいつは、冗談にならない。


 やましん、これが、うつのかなりの原因になっていたと思います。


 手紙の発送など、10回くらい確認してましたから。


 それだけで大変だ。


 もともと、脅迫神経症があり、大変なのに、さらに大変だったのです。


 当然仕事は、だんだん、遅くなる。


 やり直しばかりになる。


 お店に行くと、今日みたいなことになるんじゃないかと、いつもひやひやで、安心してお買い物なんかできません。


 まあ、これで、たぶん、2~3日は、お買い物は、難しい。


 困ったもんです。


 でも、人はミスします。


 他人の、故意じゃない、ミスは責めない、のが、今のやましんの基本姿勢。


 ただ、損失があったら、返してね。


 しかし、こうした不可思議な現象は、実際は、なんだか、意味不明な場合も、あるのです。


 深夜、残業して、帰宅しようとしていたとき、突然コピー機が動き出し、なにやら紙を排出したりする・・・・(これは、目撃者あり!)


 やましん以外、誰もいないのに、ドアが勝手に空いて、閉まった。(つまり、証拠がない。しかし、やましんちでは、それは、よくあります。これは、科学的な原因が分かっていますので、この範疇ではない。お家が、少しだけですが、傾いているらしい。)


 電話、掛けてもいないお客様から、やましんから、仕事の電話があったという問い合わせが来る。


 当時、庶務課だったやましんは、そうした営業行為してない。


 これは、誰かが勝手にやったのか・・・・ドッペル・ゲンガーとか?


 いずれにせよ、やましんは、周囲の空間に、多少異常をきたす、あぶない人物なのか?


 ま、あまり宇宙的に危険だと、黒服、黒メガネの方が来るでしょうから、そこまで危なくはないのかな。


 とはいえ、ほんとの実際は、確率の問題であると考えるのが、どうやら、正しいようです。運が、少し、良くない。


 ただ、生きてきたことから言えば、まあ、よくここまで来たものですが。


 飛行機事故とか、交通事故とか、災害とか、冗談にならない場合も多いですので。


 明日、何があるか、だれにも、分らないのであります。


 科学的予知はありえても、予言が可能だとは、やましんは、思いません。 はい。

(あんた創作したお話では、使ってるだろ? はい。あれは、フィクションです。)


 でも、今日は、嫌な気分になって、なんか憂鬱な日になりますよね。


 結局のところは、この世から、やはり、以下のように、言われているのだと考えるのです。



  ************   ************



                 (はやく)・・・ くたばれ! やましん











 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る