第18話 『スポーツおんち』

 この言葉は、いささか差別的用語じゃないかと思いますけども、自分に対してのみ言うならば、苦情はないかとは、思います。


 やましんは、サッカーといふものを実際にやったのは、中学生が最後です。


 クラス対抗戦、とか言うものです。


 また、試合でゴールを決めたのは、あとにも先にも、この時の一回きりです。


 しかし、なぜかクラスメート達から、白い目で見られてしまったのです。


 どうやら、自分の側のゴールに蹴り込んだとかなのですが ・・・・・


 空いてたから、ちょうどいいか❗と、思っただけなんですけどねぇ。


 それ以来、試合に出た覚えは、ありません。


 でも、自分のゴールに入れちゃだめなんだ、と云うことだけは、判ったので、それだけでもりっぱなもんです。 


 『オフサイド』といふものがあることは、ちゃんと知っていますが、いまだにきちんと説明はできません。


 高校時代の授業で、野球をした際、センターの守備をしておりまして、大きな外野フライをきちんとキャッチしたのでありましたが、やましんがちゃんと捕るなんて、誰も考えてなかったのか、試合はそのまま続いてしまい、ボールが無くなったので騒ぎとなり、やっと止まりましたが、やましんが『ちゃんと』玉を捕ったなんて、誰も信じませんでした‼ 


 まあ、ひとり目撃者が現れて、やましんがボールを持ってましたからね。それでも、信じてもらえなかったのですから・・・・・・


 まあ、信頼性と言うものが、いかになかったか、ですなあ。


 走り幅跳びの試験では、やましんの記録を先生が信じられず、やり直しを命ぜられました。


 そんなに、やましんが跳ぶはずがない。てな、わけですな。


 その後、謝罪していただきました。


 その先生は、国体にもラグビー選手として出た、という素晴らしい方だった為、授業で、随分ラグビーもやりましたね。(やらされた)


 まっすぐ、ただ走るのだけは、人並みに早かったからか、危なっかしいからか、いつもウイングでした。


 サッカーより、ラグビーのほうがトラウマがないぶん、楽しかったです。


 よく、生きてたものだ、とも、思います。あれでも、やはり若かったのです。 はい。



    くたばれ、やましん‼

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