ソルトアライブ新章
マナ
前章のあらすじ&登場人物
白咲遥、16歳。
中東の駐イラク日本大使館で起きた、立て籠り事件で唯一人生き残った少女。
日本政府主導の国連軍による大使館の爆破直前、アルカイダに連れ去られ、タクラマカン砂漠の戦場で5年間を過ごす。戦争終結後、イラク開放と共に帰国した彼女は全ての生きとし生けるものに対して鋭敏な触覚を持つアルカイダ戦士、ソルトへと変貌を遂げていた。
帰国後、白咲遥は政府監視の元、中学へ通うことになるが人間凶器の素性を秘めた彼女は大人達の謂われなきなき抵抗に合い、自らの居場所を失う。
当然のように、彼女の閉ざされた心は解放を求めて夜の街をさ迷いストリートファイトに明け暮れる日々を送る。
けれどそこで北白川雅に出会ったことで彼女の意識は大きく変わる。
「一ミリや、あんたのパンチ、一ミリ足りてないんや」
そんな雅のことばに導かれるように遥は彼女が全権を支配する聖アルメリア学園へ。
そして、入学式当日。双子の姉、立花理子の復讐に燃える巫子の矢は雅を貫き庇おうとした遥までをも射抜いてしまう。
鞘野すず、16歳。
遥の幼少の頃からの幼馴染。歩くときに少し足を引き摺るのは遊んでいて橋の上から遥に落とされたのが原因。
性格はその幼い外見とは裏腹に年齢を越えた母性の持ち主。いつも遥に寄り添い、その内なる心の声を代返する。時には無邪気で幼子のような笑みを浮かべ、時には岩をも通すほどの強い言葉を発して見せる。
北白川雅。
京都を中心に組員数、数千人を誇る京都極上会を実家に持つ。京都では彼女がSNS で一言鳴けば四条河原町界隈に暴走族が溢れ雅コールが夜通し響いたという。
そんな娘を持て余した父親が大量の寄付金をつぎ込み彼女を聖パチスタ学園に押し込んだ。
けれど今では雅と学園を利用して極上会は東京進出を図ろうと虎視眈々とその機会を伺っている。
立花貍子、巫子。
聖アルメリア学園創業者の孫、双子姉妹
雅の企みに早々に気づいた姉の貍子は遥を擁して対抗しようと画策を始めるが露見して潰される。
姉のリベンジを果たそうとする巫子は・・・
赤。
名前はまだ不明。全身真っ赤のセーラー服姿からそう呼ばれる。遥の地元、渡良瀬川で遥とすずに因縁をつけるが逆に遥に川に落とされ九死に一生を得る。
後に遥を仰ぎ見る信奉者となり、影で遥を支えていく。
サラ・アン・ターナー、元CNN駐極東アジア地区キャスター。
日本人を母に持つ日系二世で幼少期を日本で過ごす。
取材の為に踏み入れたイラク戦争終結後の戦地でソルトと出会い
帰国後も影ではるかを支えていく。
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