第1話

「それじゃあ、頑張ってね。」

「はい…」

 校長室で、老人と女性、そして青年が話している。

「今日から一緒に頑張ろうね、弘斗ひろとくん。」

「よ、よろしくお願いします、角田先生…」

女性と青年は校長室をでて、どこかに向かう。


「あの、角田先生、6-1って、どんなクラスですか?」

「んーと、そうね…一言でいっちゃうと、問題が多い…かな…」

すこしだけ、角田の顔に影がかかった。

「ダメよね、教師が問題があるなんて言ったら…わかってはいるの…」

「角田先生…」

「それは、教室を見て、あなたが判断することよね!さ、早く行こうか、生徒が待ってる。」

弘斗は暗い面持ちで、角田の後を追った。

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よいこの教室 神崎 カルキ @merfo_karuki

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