ライトノベル

非リア充兼復讐の鬼

第1話

他者の能力や人格を過小評価し自分の能力や人格を過大評価する。勘違いや違法行為、自己弁護や自己陶酔には時間を惜しみなく使うのに自分が被害者にした人に謝罪をする…と言う事は勿論、損害賠償すらしない。最低最悪の凶悪犯が少なくない世界、現実は私より醜い、強欲で傲慢で不純で邪悪でさもしい二枚舌の偽善者兼裸の王様の物やカネづるにならなければ恨まれ最悪、終わってる奴らの自己陶酔に利用されたりする美人には刑務官がいない刑務所の中のような世界。








……人間が大勢いる世界に生まれたかったな…。

人間界…と呼ばれている場所。そこでそう思った美青年、運河内也(うんがないや)は数十年前、人間界…と言う名前なのに人間がほとんどいない世界に生まれた悲運の美青年。男感のある美貌と中肉中背の体、ストーカーと痴漢にのみモテる…と言う悲運の持ち主でリアリストの内也は体を病んでいる貧困層の病人なのに汚いビジネス一つしない善人。悪い事をしなくても自分より〇〇…と言う理由で逆恨みされたりする悪夢のような世界、現実に辟易としながら生きている内也は独身のネコ。

自己嫌悪になったりしたくないから…と言う理由で勘違いや逆ギレ、逆恨みや八つ当たり等の悪行をせずに生きる…と言う生き方をしている内也は刹那、エ…と言いその顔に驚きの色を浮かべた。

―――虹や空に浮かんでいる島、城や広大な自然が広がっている。少し前までいた世界とは明らかに違う風景を目にした内也は刹那その頬に手を伸ばした。

「…イタッ…夢じゃ、ないのか…」

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ライトノベル 非リア充兼復讐の鬼 @monokakinohasikure

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