第61話 休ませないと…。

眼帯をして仕事をしている私。

2日目ともなると、周囲も慣れてくる。

最初は、どうしたの?って聞いてくるけど、正直、関わらないでほしい。

人間のせいで、こうなっているのに…。

人間が恐怖で、無理しているからこうなっているのに…。


でも、まだ…。

脳の検査はしていないから、他にも原因があるのかもしれないけど…。

明日は、お休み。


家では、眼帯を外しているけど明日はお休みで人と関わらなくて良いと

言う安心感からか、瞼の痙攣は起きていない。


それにしても、従業員の1人を休ませてあげなければならない。

が、人が居ないから休ませられない。

休まれると、仕事がまわらない。


皆、体調不良を起こしていないからなんとかまわっているけど

体調不良が1人でも出たら、仕事がまわらない危機的状況に陥る。


もっと、上には人が居ないと言う現状に危機感を持ってほしいのだが

それは…、私の甘えなのだろうか?


私はいつも、誰かが体調を崩すとまわらなくなる体制に

ひやひやしている。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る