第5話 絶望と涙…。

今日の仕事は、とても不愉快で嫌な仕事だった。

会社が新しい事を始めた。

社員の弱点を強化しよう的な…。


迷惑な話だ。

勿論、私は対人恐怖症で人間が怖い。

だから、コミュニケーションはとっていない。

私が自覚しているので、上司は当たり前のように分かるだろう。


私は、一人ででも出来る事を選んでみたが駄目だった。

私が選択した物は拒否され、コミュニケーションをとるように

言われた。


人間が怖いから、人間に近づけないと言っても言い訳だとか

言って、受け入れてくれない。


精神状態に問題の無い健常者の中で働くのは、本当にキツい。

必死でメンタルの部分を伝えるも。


上司:「わからんけど…。」


でしょうね?


人間が怖いって言う感情なんて、あなたには分からないでしょうね?


しかも、強化する為に変化が無いのではいけないとか言われて

事務所で一人になってから、涙を流して絶望だった。


会社が新しい事を始めたら、ろくな事が無い。


絶望しかない。

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