第33話 閑話 それぞれの想い
【閑話 それぞれの思い】
前書き
これは直接ストーリーとは関係有りません、現時点での当人の気持ちを書いてますので見なくても後が分からないなんて事にはなりませんのでパスしたい方は読み飛ばして下さい。
□■□ アメリアの思い □■□
知らない間に子爵に叙爵されるらしい、私は何もしていない、全てルーカスの手柄・・・お父様達は従者の手柄は主の手柄だと言うけど納得は行かないわ・・ルーカスは主の為に従者が働くのはあたりまえだろっていうけど
・・・
お父様は自分で考えろなんて言うし・・・
私はシロが好き、一生暮らしていきたいと思ってた・
シロとお風呂に入ったり一緒に寝たりして幸せだった。
それが突然、ルーカスという人になった。かなり戸惑ったけど、ルーカスの手が肩に触れるだけで体がじーんと熱くなる、私はルーカスが好き、ずっと一緒にいたい。
「ルーカスの前で心を裸に出来ない私、どうしたらいいの?」
ソフィーはもう、ルーカス一途、あんなふうに一途になれるソフィーがうらやましい・・・
今度、ルーカスが帰って来たら一緒にいたいって言えるかしら・・・ いえ、言うの、今度ルーカスが帰って来たら『お願いします、眷属にして下さい』と・・・
□■□ ソフィーの思い □■□
ルーカス様に受け入れて貰えた。嬉しい。早く立派な眷属になってルーカス様のお役に立ちたい。
ルーカス様のお言いつけであればどんな辛いことや苦しいことでも喜んで受け入れるつもりです、早く何でも言いつけて欲しいです。
もう、いつでも辺境伯の所で行けるように全て荷物は用意してあります、ルーカス様が帰ってこられるのが待ち度おしい。
□■□ 辺境伯の思い □■□
うむ、良く分からん、うちに領地が増えたようだ、帰ったら視察に行かないと手放しではよろこべんが領地が増えれば騎士の数も増やせるのでその分、補助金も増えるだろう、今後、うちと侯爵家で色々のびるぞ楽しみだなとは言っていたが、うちはアメリアは眷属にはならないみたいだし、彼らは王都に家を持ったし出て行くだろう、このままだと、うちははしごを外されるのでは無いか?
リネーネが女神の巫女になると?、ま、正直なところ助かるな、彼奴は口うるさいから特にアメリアを生んでから強くなったし・・・アンジェリカもようやく正室に成れるので喜ぶだろう。
□■□ リネーネの思い □■□
昨日、女神の夢を見た、ルーカス様に仕える様にとこれは願望が見せた夢かしら?、いえ、きっと本物のご神託だわ、あの馬鹿亭主が帰ってきたら言わなきゃ・・・
ただ信じては貰えないだろうけど、私が出て行くことに対しては強くは反対しないだろうというのは何となく分かってる。
領地運営は良い代官でも傭うだろうし、私が心配することでは無いわね。
でも、これで異世界でのバラ色の生活が出来るわ・・・
うふふぅっ・・・
□■□ 奈津の思い □■□
盗賊がいるのは気配で分かったので直ぐにATVを盗賊の方に向けた、アイテムボックスから剣を取り出すと、盗賊は藪から2,3人出てきていた。
そのまま蹴ると盗賊は飛んでいった、直ぐに横に躱したのは剣で首を刎ねた・・・
倒れている盗賊はそのままふんじゃった、下で叫び声とゴトゴトとした音が聞こえて得たけど、気にはならなかった、適当なところでATVをおり、盗賊と相対した、盗賊の剣は酷くのろかった。.まるで首を刎ねてくれと誘っているかのようで遠慮なく刈り取らせてもらった。
本当は自分に人を傷つける事ができるのだろうか?、人に向かって魔法を打てるだろうかと思っていたけど、実際になると何も考えずに体が動く自分がいたのには自分自身が驚いた。
後で考えてみると複数起動したファイヤーアロー辺りの方が効率はよかったきがする。
彼らを切るのに憎しみも忌諱も無かった。
わたしは変わってしまったのだろうか、でもそれでいいと言ってくれるルーカスがいるから平気だわ。
私はルーカスを差し置いてCランクに昇格した。
□■□ 騎士達の思い□■□
盗賊襲撃の合図がなった
いいよか、覚悟を決めて盗賊の所へと向かうと既に戦いは始まっていた、よく見ると戦っているのはルーカス殿の奥さんではないか、これは早くお助けせねばと走ってむかっていると、彼女が舞う度に賊の首が中に舞った、それも次々とである。
他の騎士達もあっけに取られて口をあけたまま、見ている、どれくらい立っただろう、時間にして数秒程度と思うが、慌てて気づいて救援に向かった。
誰かが言っていた『首刈りの舞姫』と、この時、彼女の二つ名が誕生した瞬間だった。
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2018/09/17:誤字、脱字、誤用の修正をしました。
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