壱ノ不思議 廊下の怪(35p)
「じゃあ、教えましょう! 台所の隣りの隣りだから。早紀ちゃん、ついでに台所に空いた食器を持って行きましょうか」
私は、はーい、と返事をして、自分のお皿とコップを手に持った。
そして、もう廊下に出ている雪絵お姉さんの後へ続いた。
台所に入り、洗い物を流しに置いて、私は雪絵お姉さんに案内されて風呂場へ向かった。
台所の隣りの隣り、台所から居間への道を少し引き返えした場所の、硝子の引き戸になっているそこを開けると中が脱衣場と洗面だった。
「お風呂はそこよ。タオルはコレを使ってちょうだい。念のためにシャワーの使い方も教える?」
「うーん、大丈夫だと思うけど、一応、お願いします」
私がそう言うと、雪絵お姉さんは脱衣場の続きに有る風呂場の戸を開けて中に入った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます