壱ノ不思議 廊下の怪(24p)
深く考える事じゃ無い。
声はやっぱり気のせいかも知れないし、家の外で誰かが話していた声が聞えただけかも知れない。
不思議がる事何て何も無い。
私はその考えに納得して、土間の戸を見てうんうん、と頷いた。
もう戻ろう。
そう思った瞬間、ふと、背中に気配を感じた。
誰かがいる気配を感じる。
私の心臓がドクドクと音を立てる。
私は勢い良く振り返った。
振り返って見た先には、雪絵お姉さんがいた。
「早紀ちゃん? あなた、こんな所で何をしているのよ?」
「雪絵お姉さん?」
「そうよ。他の誰に見えるって言うのかしら?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます