『ひとり』

風邪を引いて横になっている


喉が痛ければ頭も痛い、一日中鼻をかんでいた

日付が変わる頃には落ち着いていて、それでも心は囚われていた

誰かと一緒にいることが好きなのにそこが一番孤独を感じる居場所でもある

混濁していく精神は冷たい湖に溺れていく

身体が鉛のように重たい、何処まで沈んでいくのかと考えてぼんやり僕は死んでいく

最初から孤独だった、君がいってしまったあの日から

そこで出会った唯一の光を幸せを壊してしまってまたひとり

痛いのが嫌いな僕は何で生きているのでしょうか

心が死んでも死にたくなっても今は本気で行動出来ない勇気のない臆病者だからかな

死にたいけど生きたい、まだ夢を見ていたいことは愚かでしょうか

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