『涙の熱』

貴女の為に捧げる歌を歌えば自然と涙が零れる


込み上げた涙の温度はとても熱を帯びていた


貴女を想うことも貴女への愛も永遠(とわ)に消えることはない灯火のように僕の心と身体に熱く刻まれている


貴女との思い出が貴女との時間が貴女との幸せが無意識の中でも僕を泣かせてしまうんだね


泣きながら鳴きながら歌って僕の中から流れ出したものはとても熱かったんだ


貴女の灰と指輪を抱いて僕は生きている


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る