『麻酔』
例えば絶望と悪夢の中で孤立しているとしよう
そんな時には心が殺されて感覚が麻痺するのか、もしくは刹那の幸福に浸るのか
貴方ならどちらを選ぶのだろうか?
そして僕はどちらを選んだのだろうか…
痛い、辛い、死にたい、そんな感情の渦に飲まれている位なら心に麻酔をかけよう
たった今だけは平穏でいられる、たった今だけは普通の自分でいられる
もしも麻酔の効果が切れてしまったら再度に渡り絶望と悪夢が始まるだろう
とても幸せな思い出のはずなのに、とても耐えられない大切な思い出
孤独でいる時間が僕を殺す、何度も何度も僕を殺す
笑っていられる時間は麻酔が効いている時間の間だけなんだ
本当は無理なんだ、心の天秤は揺れている
生きるけど自ら死なないけど、死にたいと思う時間は拭えない
もしかしたら、こんなどうしようもない僕は誰かの幸福になったらいけないのだろうか…
僕の心は君の棺と一緒に眠っているのかも知れないね
心の麻酔が消えてしまったなら僕は………
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