『悪夢』
誰にも言えない悪夢を見た
きっとこれは話してしまったら誰かに心配をかけてしまうから
だからひっそりとこの場所に残して置くよ
最初は知人二人が部屋の掃除に来てくれた
とても綺麗にしてくれたんだ、僕は謝礼を出そうとしたら財布の中は使えないお金ばかりで
「待たせてごめん、今は手持ちに出せるものがないから後日改めて渡すね」
なんて言ったらボロカスに怒られたよ
そして場面が切り替わって知人が沢山に増えていて一人が嗚咽を漏らして泣きながら僕を責めた、心が壊れる程にその言葉がその場の空気が僕を蝕んだ
壊れ切った僕は目が覚めた
思わず僕は「こんなの酷いよ、こんなの酷いよ」と呟いている
不思議と涙は出なかった、心がおかしくなっているのかも知れない
悪夢とはこういうものなんだなと実感させられた
そういえば、いってしまった彼女はよく悪夢を見ていたんだよ
こんな「とんでもないものを見せられていたんだな」と放心している僕は「悪夢って見るもんじゃないな」とか静かにそんなことを考えていた
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