MF文庫Jライトノベル新人賞

個人的おすすめ作品

１位　問一、永遠の愛を証明せよ。ヒロイン補正はないものとする。

　１位の「問一、永遠の愛を証明せよ。ヒロイン補正はないものとする。」は現実世界で異能力を使った恋愛ゲームに参加させられた主人公たちの物語。バトル小説のようにスキルや切り札があるのですが、それを恋愛を成就させるために使うというのがこの小説の特徴。ある意味主人公が面倒な性格なのですが、それもこの恋愛バトルを面白くさせている一要素です。普通の恋愛小説に飽きてきた人にオススメ！

その他の作品の感想

「海鳥東月の『でたらめ』な事情」：嘘をつけない女の子と嘘から出来上がった女の子（？）の異能バトル……なのかな？　特徴的なのは嘘が人間のように意志を持っているというところでしょう。嘘つきな人にオススメ？

「お姉ちゃんといっしょに異世界を支配して幸せな家庭を築きましょ?」：タイトルには異世界とありますが、物語は現代世界で進みます。姉と弟の恋の行方というある意味とんでもない主題で物語が進むのは衝撃的。しかもその姉がなかなか登場しないという意味でも衝撃的？

総評

　今回は三作品なので最もオススメの一作に順位をつけました。全体的には恋愛要素が多く含まれる回だったかなと思います。しかも普通の恋愛ではなく、女の子同士や姉弟といった特殊な関係性の作品が目立ったような気がしました。これも最近の世間の情勢が変わってきたことを意味するのかもしれません。新人賞に応募する人にとっては朗報か？　表現の幅が広がったと思って応募していきましょう！